4.2.3 システム・アクセス・モード
アプリケーションは、protectedまたはfastpathのいずれかのモードでOracle Tuxedoシステムにアクセスできます。ATMIクライアントは、tpinit()関数を使用してアプリケーションに参加するときに、モードをリクエストできます。モードを指定するには、TPINITバッファのflags
フィールドにいずれかのモードを指定して、その値をtpinit()
関数に渡します。
表4-3 TPINIT型バッファのシステム・アクセス・フラグ
モード | 説明 |
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Protected
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アプリケーション内でATMI関数を呼び出し、共用メモリーを使用してOracle Tuxedoシステムの内部表にアクセスします。Oracle Tuxedoシステム・ライブラリ外のアプリケーション・コードからのアクセスに対して、共用メモリーを保護します。この値は、NO_OVERRIDE が指定されている場合を除き、UBBCONFIG の値に優先します。UBBCONFIG の詳細は、『Oracle Tuxedoアプリケーションの設定』を参照してください。
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Fastpath (デフォルト)
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アプリケーション・コード内でATMI関数を呼び出し、共用メモリーを使用してOracle Tuxedoシステム内部にアクセスします。Oracle Tuxedoシステム・ライブラリ外のアプリケーション・コードからのアクセスに対して、共用メモリーを保護しません。この値は、NO_OVERRIDE が指定されている場合を除き、UBBCONFIG の値に優先します。UBBCONFIG の詳細は、『Oracle Tuxedoアプリケーションの設定』を参照してください。
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親トピック: TPINIT型バッファの機能の使用