JRLYコマンド行オプション(Windows)
この項では、JRLY.exe
のWindows バージョンで利用できるコマンド行オプションについて説明します。
次の点に注意してください。
- WindowsサービスとしてのJRLYは、Windowsに対してのみ利用可能です。
- 表示接尾辞をオプションで指定できる場合(
[
display_suffix
]
が表示されている場合)、すべての操作はデフォルトのJRLY Windowsサービス・インスタンスで実行されます。 - 別のJRLYサービスを手動でインストールする場合、接尾辞(任意の文字列)が必要です。オプションの文字列の接尾辞を省略して、デフォルトのサービスを手動でインストールすることもできます。
- JRLY Windows サービスの各インスタンスでは、同じバイナリ形式の実行可能ファイルが使用されます。
- JRLY Windows サービスのインスタンスごとに新しいプロセスが開始されます。
- これらのオプションの構文は
jrly -command
です。 - 角カッコ([ ])で囲まれた文字列はオプションです。
- 次の表にあるコマンド行オプションのうち、
-start
と-stop
以外は、Windows レジストリに対する書込み権が必要です。 -start
と-stop
コマンドを使用する場合は、Windowsサービスの制御権が必要です。これらの制限は、Windows でのユーザー制限に基づいています。
JRLYコマンド行オプションの詳細を次の表に示します。
表3-2 JRLYコマンド行オプション(Windows)
オプション | 説明 |
---|---|
|
jrly をWindowsサービスとしてインストールします。
例1: この例では、デフォルトのJRLYがWindowsサービスとしてインストールされ、サービス・コントロール・マネージャ (SCM)に表示されます Joltリレー。 例2: このコマンドを実行すると、JRLYのインスタンスがWindowsサービスとしてインストールされ、SCMにJolt Relay_masterとして表示されます。接尾辞のmasterは、様々なJRLYのインスタンスを一意に識別するために使用されており、特に意味はありません。 この時点のJRLYのインスタンスは、まだ開始できません。構成ファイルを割当て(setコマンドの説明を参照)、接続指示を受け付けるTCP/IPポート、JSHの接続を行うTCP/IPポート、ログ・ファイル、および |
jrly -remove
|
Windows サービスから1つまたはすべてのJRLYのインスタンスを削除します。
は削除されます。 |
jrly -set
|
新しい構成ファイルのフル・パスを指定して、レジストリを更新します。
例1: このコマンドを実行すると、デフォルトのJRLY Windowsサービス(Joltリレー)に、 例2: jrly -set -d MASTER -f
このコマンドを実行すると、Jolt Relay_masterというJRLY Windowsサービスのインスタンスに、 |
jrly -manual [display_suffix]
|
処理の開始または終了を手動で行うように設定します。
このコマンドを実行すると、コマンド行オプションまたはSCMを使用して、指定されたJRLYインスタンスを手動で制御できるように設定されます。 |
jrly -auto [display_suffix]
|
処理の開始または終了を自動で行うように設定します。
このコマンドを実行すると、OSの起動時および停止時に、指定したWindows サービスに対するすべての操作が自動的に開始するように設定されます。 |
jrly -start [display_suffix]
|
指定したJRLYを開始します。 |
jrly -stop [display_suffix]
|
指定したJRLYを停止します。 |
jryl -version
|
JRLYバイナリの現在のバージョンを出力します。 |
jrly -help
|
コマンド行オプション(簡単な説明付き)を出力します。 |
親トピック: Joltリレー