4.6.4 通知データ・バッファ

クライアントが通知を受信する場合、通知にはデータ・バッファが付随しています。データ・バッファはどのOracle Tuxedoデータ・バッファ・タイプでもかまいません。Joltクライアント(ハンドラ)はこれらのバッファをJoltMessageオブジェクトとして受信し、適切なJoltMessageクラスのget*()メソッドを使用してこのオブジェクトからデータを取り出します。

Oracle Tuxedoサービス・メタデータ・リポジトリには、通知に使用されるバッファの定義は必要ありません。ただし、Joltクライアント・アプリケーションのプログラマは、フィールド名を知っておく必要があります。

Joltシステムには、Oracle Tuxedoのtptypes()と同様の機能はありません。FMLおよびVIEWのバッファ型の場合は、適切なフィールド名を指定してget*()メソッドを使用してデータにアクセスします。たとえば、次のように入力します。

getIntDef ("ACCOUNT_ID", -1);

STRINGおよびCARRAYのバッファ・タイプの場合は、バッファ・タイプと同じ名前でデータにアクセスします。たとえば、次のように入力します。

getStringDef ("STRING", null);
getBytesDef ("CARRAY", null);

STRINGとCARRAYのバッファ型には、単一のデータ要素しか含まれていません。この要素全体は、get*()メソッドで返されます。