6 Oracle Tuxedo用のサーブレット接続性の使用
Oracle Joltのサーブレット接続性の機能を利用すると、HTTPリクエストに対する処理をHTTPサーブレットを使用して行い、サーバー側のJavaタスクを実行することができます。Joltでは、Java Web Serverバージョン1.1.3以上のサーブレット接続性の機能がサポートされており、標準的なサーブレット・エンジンがサポートされています。Joltのセッション・プール・クラスを使用すると、単純なHTMLクライアントからも一般的なサーブレットをサポートするWebサーバーに接続することができます。これで、すべてのJoltトランザクションは、クライアント側のアプレットやアプリケーションのかわりに、Webサーバー側のサーブレットで処理されます。
サーブレット機能により、HTMLクライアントはOracle Tuxedoに直接接続せずにOracle Tuxedoサービスを呼び出すことができます。HTMLクライアントは、HTTPプロトコルを使用してWebサーバー(Oracle Tuxedoサービスに対するリクエストをサーブレットを使って処理するサーバー)に接続します。Webサーバー上のサーブレットは、Joltセッションを使用してOracle Tuxedoサービスに対するリクエストを管理します。つまり、Joltサーバー・ハンドラ(JSH)またはJoltサーバー・リスナー(JSL)を介してOracle Tuxedoサーバーに接続し、Oracle Tuxedoサービスに対するリクエストを作成します。
この機能により、さまざまなHTMLクライアントがリモートのOracle Tuxedoサービス・リクエストを作成できるようになります。これで、すべてのJoltトランザクションはサーバー側で処理されます。元のHTMLクライアントを変更する必要はありません。したがって、単純な構造のHTMLクライアントで処理することが可能になり、HTMLクライアントの管理も容易になります。
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