1.2 Oracle MQ Adapter for Tuxedoの概要

Oracle MQ Adapter for Tuxedoは、IBM WebSphere MQアプリケーションとOracle TUXEDOアプリケーションの間の通信を提供します。MQ Adapterは次の3つのTUXEDOサーバーで構成されています。

  • TM_MQOサーバーは、TuxedoからWebSphere MQへのリクエストを管理します。
  • TMQUEUE_MQMサーバーは、tpenqueue()およびtpdequeue()リクエストを処理します。

これらのサーバーはTUXEDO環境で管理されます。次の図に、TUXEDOクライアントからWebSphere MQアプリケーションにtpcall()が発行された場合のデータ・フローを示します。

図1-1 TUXEDOからWebSphere MQへのtpcall ()のデータ・フロー

TUXEDOからWebSphere MQへのtpcall ()のデータ・フローの図について説明します。

TUXEDOクライアントはTuxedo to WebSphere MQサーバー(TM_MQO)で公開されているサービスを呼び出します。サービスの構成では、キュー・マネージャ名、キュー名、そのサービスに関連する応答キューが指定されています。MQ Adapterは、WebSphere MQアプリケーションによって処理されるWebSphere MQキューにリクエストを置きます。MQ Adapterは出力キューで応答メッセージを待機します。MQ Adapterは応答を受信すると、クライアントの未処理のtpcall()にレスポンス・データを戻します。

TMQUEUE_MQMサーバーは、メッセージをWebSphere MQキューに置きたいクライアントからのtpenqueue()およびtpdequeue()リクエストを処理します。次の図は、エンキューおよびデキューのメッセージ・フローを示しています:

図1-2 tpenqueue ()およびtpdequeue ()のメッセージ・フロー

tpenqueue ()およびtpdequeue ()のメッセージ・フローの図について説明します。

WebSphere MQ to Tuxedoサーバー(TM_MQI)は、WebSphere MQアプリケーションからTUXEDOサーバーへのサービス・リクエストを処理します。次の図に、インバウンド・リクエストのデータ・フローを示します:

図1-3 インバウンド・サービス・リクエストのデータ・フロー

インバウンド・サービス・リクエストのデータ・フローの図について説明します

WebSphere MQ to Tuxedoサーバー(TM_MQI)は指定されたキューでリクエストをモニターします。TM_MQIは、リクエストを受信すると、指定されたサーバーに対してtpcall()リクエストを発行します。その後、元のリクエストで指定された応答キューにレスポンス・データを置きます。

マルチ・スレッドとシングル・スレッドTM_MQIサーバーの両方が提供されています。シングル・スレッドM_MQIがMQキュー間で切り替わる一方、マルチ・スレッドTM_MQIサーバーは各MQキューに対してそれぞれ1つの専用のスレッドを作成します。TM_MQOサーバーとマルチ・スレッドTM_MQIサーバーの両方がMQの障害リカバリをサポートします。両サーバーは設定時に、自動的にWebSphere MQとの再接続を試みます。