4.11.3 UNIXにおけるボトルネックの検出

UNIXシステムのsar(1)コマンドを使用すると、システムのボトルネックの検出に役立つパフォーマンスについての情報が表示されます。sar(1)コマンドは、次の目的に使用できます。

  • あらかじめ決められた間隔でオペレーティング・システムの累積アクティビティ・カウンタをサンプリングします
  • システム・ファイルからデータを抽出します

次の表は、sar(1)コマンドのオプションの説明です。

表4-6 sar(1)コマンドのオプション(続き)

オプション 説明
-u ユーザー・モードで実行されている時間、システム・モードで実行されている時間、ブロックI/Oを待機しているプロセスがあるアイドル状態、その他のアイドル状態など、CPU使用率の数値を収集します。
-b バッファのアクティビティ(システム・バッファとディスクまたはほかのブロック・デバイスとの間で送信される1秒当たりのデータ転送数など)を報告します。
-c システム・コールのアクティビティを報告します。これには、すべての種類のシステム・コールと、fork(2)exec(2)などの特定のシステム・コールが含まれています。
-w システムのスワッピング・アクティビティをモニターします。これは、スワップ・インとスワップ・アウトの転送数などです。
-q 専有時のキューの長さの平均および専有時間の割合を報告します。
-m メッセージとシステム・セマフォのアクティビティ(1秒あたりのプリミティブの数)を報告します。
-p ページング・アクティビティ(アドレス変換ページ・フォルト、ページ・フォルトと保護エラー、および空きリストに再利用された有効ページなど)を報告します。
-r 未使用のメモリー・ページとディスク・ブロック(ユーザー・プロセスで使用できる平均ページ数、プロセス・スワッピングに対して使用できるディスク・ブロックなど)を報告します。

ノート:

一部のUNIXプラットフォームでは、sar(1)コマンドはありませんが、かわりに同等のコマンドが用意されています。たとえば、BSDではiostat(1)コマンドが用意されています。Sun Microsystems, Inc.ではperfmeter(1)が用意されています。