19.1 アプリケーションからの電子メール送信

Oracle APEXで電子メールを構成および管理するには、インスタンス管理者がAPEX管理サービスにサインインする必要があります。

19.1.1 電子メールの構成について

APEXで電子メールを送信できるようにするには、インスタンス管理者が電子メール設定を構成する必要があります。

関連項目:

Oracle APEX管理ガイド電子メールの構成

19.1.1.1 ネットワーク・サービスの有効化について

ネットワーク・サービスの有効化について説明します。

ネットワーク・サービスを有効にすると、Oracle APEXでのアウトバウンド・メールの送信、Oracle APEXでのWebサービスの使用、PDFレポートの出力に対するサポートが有効になります。

Oracle Database 11gリリース2以上では、ネットワーク・サービスとの通信機能が、デフォルトで無効化されています。このため、Oracle Database 11gリリース2以降でOracle APEXを実行している場合は、新しいDBMS_NETWORK_ACL_ADMINパッケージを使用して、APEX_220200データベース・ユーザーにすべてのホストに対する接続権限を付与する必要があります。これらの権限を付与しないと、次の場合に問題が発生します。

  • Oracle APEXでのアウトバウンド・メールの送信。

    ユーザーはAPEX_MAILパッケージからメソッドをコールできますが、アウトバンド・メールの送信時に問題が発生します。

  • Oracle APEXにおけるWebサービスの使用。

  • PDF/レポートを印刷する。

関連項目:

19.1.1.2 完全開発環境での電子メールの構成について

完全開発環境での電子メールの構成について説明します。

完全開発環境でメールを送信するようにAPEXを構成するには、インスタンス管理者がAPEX管理サービスにサインインし、「インスタンスの設定」ページにナビゲートして、電子メール属性を構成する必要があります。

関連項目:

Oracle APEX管理ガイド電子メールの構成

19.1.2 電子メール・プロビジョニングについて

電子メール・プロビジョニングについて説明します。

新しいワークスペース・リクエストが承認されたときに電子メールでユーザーにログイン資格証明が自動送信されるように、APEXを構成します。これを行うには、電子メール構成プロセスを完了し、プロビジョニング・ステータスの電子メールの検証でのリクエストを選択する必要があります。

関連項目:

19.1.3 メール・キューについて

メール・キューについて説明します。

インスタンス管理者は、メール・キュー内の電子メール・メッセージ、およびメール・ログを監視することで、アプリケーションから送信された電子メールを管理できます。

関連項目:

『Oracle APEX管理ガイド』メール・キューの管理

19.1.4 APEX_MAILパッケージについて

APEX_MAILパッケージについて説明します。

APEX_MAILパッケージを使用して、APEXアプリケーションから電子メールを送信できます。

APEX_MAILパッケージは、Oracleで提供されるUTL_SMTPパッケージをベースとして構築されています。このような依存性があるため、APEX_MAILを使用するには、UTL_SMTPパッケージがインストールされており、機能している必要があります。

関連項目: