9 以前のリリースでのサポート終了
次の項では、以前のリリースでサポートが終了した機能をリストします。
サポートが終了した機能がアプリケーション・メタデータまたはAPIに関係している場合、既存のアプリケーションが以前のように機能しないことがあります。機能を置き換えるようにアプリケーションを変更することをお薦めします。
- サポートが終了したページ位置
- サポートが終了したリージョン位置
- 位置が重複しているカスタム・ページ・テンプレートとカスタム・リージョン・テンプレートはサポート終了
- レガシー置換文字列はサポート終了
- サポートが終了したJavaScript関数
- ページ・アイテムの計算後操作はサポート終了
- 「同じ行のすべてのページ・アイテムを表示」属性と「同じ行のすべてのページ・アイテムを非表示」属性はサポート終了
- apex.serverプラグインおよび処理関数の非同期オプションはサポート終了
- apex.widget.initPageItem関数はサポート終了
- 「ポップアップLOV」テンプレートはサポート終了
- 「基準」の「PL/SQLコードの出力」属性はサポート終了
- 「日付ピッカー(jQuery)」はサポート終了
- 対話グリッドのアイコンおよび詳細ビューでの構文{COLUMN_NAME}_LABELはサポート終了
- 削除されたコンテンツ配信ネットワーク
- APEXベースのRESTサービスはサポート終了
9.2 サポートが終了したリージョン位置
ボタンの配置に使用される次のリージョン位置はサポートが終了し、ページ・デザイナで「レガシー」として表示されます。
- リージョンの上部
- リージョンの下部
- リージョンの上
- リージョンの下
9.3 位置が重複しているカスタム・ページ・テンプレートとカスタム・リージョン・テンプレートはサポート終了
位置が重複しているカスタム・ページ・テンプレートとカスタム・リージョン・テンプレートはサポートが終了しました。たとえば、位置が重複するとDOM IDが重複するため、位置#CHANGE#
を2回参照するリージョン・テンプレートはお薦めしていません。
9.4 レガシー置換文字列はサポート終了
このリリース以降では、次のapex.env
置換文字列はサポートが終了しています。
APP_IMAGES
IMAGE_PREFIX
THEME_DB_IMAGES
THEME_IMAGES
WORKSPACE_IMAGES
レガシーの置換は引き続き機能しますが、(次にリストされている)更新された置換を使用するように、開発者環境を更新することを開発者にお薦めします。
表 9-1 apex.env
の置換の更新
レガシー | 新規 |
---|---|
IMAGE_PREFIX |
APEX_FILES |
WORKSPACE_IMAGES |
WORKSPACE_FILES |
APP_IMAGES |
APP_FILES |
THEME_IMAGES |
THEME_FILES |
THEME_DB_IMAGES |
THEME_DB_FILES |
9.5 サポートが終了したJavaScript関数
次の関数はサポートが終了しました。
ユニバーサル・テーマのJavaScript API関数:
apex.theme42.util.mq
(かわりにapex.theme.mq
を使用してください)
9.6 ページ・アイテムの計算後操作はサポート終了
ページ・アイテムの計算後機能はサポートが終了しました。
この機能は、それが使用されていた既存のページ・アイテムでは引き続き使用できますが、新規ページ・アイテムに設定することや、過去にそれが使用されていなかった既存のページ・アイテムに追加することはできません。
9.7 「同じ行のすべてのページ・アイテムを表示」属性と「同じ行のすべてのページ・アイテムを非表示」属性はサポート終了
「動的アクション」の「表示」アクションと「非表示」アクションには、それぞれ「同じ行のすべてのページ・アイテムを表示」属性と「同じ行のすべてのページ・アイテムを非表示」属性があります。これらの属性は、表ベースのレイアウトを使用するフォーム用に設計されています。「ユニバーサル・テーマ」では表ベースのレイアウトは使用されなくなったため、これらの属性はサポートが終了しました。
この機能は、それが「はい」
に設定されていた既存の動的アクションでは引き続き使用できますが、開発者が新規動的アクションに対して選択することはできません。
9.9 apex.widget.initPageItem関数はサポート終了
関数apex.widget.initPageItem
はサポートが終了しました。かわりに、アイテム・プラグインの作成者はapex.item.create
を使用する必要があります。
9.12 「日付ピッカー(jQuery)」はサポート終了
古い日付ピッカー・アイテム・タイプ「日付ピッカー(jQuery)」はサポートが終了したため、使用しないでください。
機能しなくなる可能性のあるカスタマイズを保持するため、既存のアプリケーションは新しい日付ピッカーの使用に自動的に切り替わりません。アプリケーション・ビルダーでアプリケーションの「ユーティリティ」セクションにある「アプリケーションのアップグレード」を使用して、新しい日付ピッカーを使用するようにアプリケーションのすべての日付ピッカーを切り替えることができます。
Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドのアプリケーション・アップグレードの実行を参照してください。
9.13 対話グリッドのアイコンおよび詳細ビューでの構文{COLUMN_NAME}_LABELはサポート終了
対話グリッドの詳細ビューおよびアイコン・ビューで列ラベルを参照するために使用される&{COLUMN_NAME}_LABEL.
構文はサポートが終了しました。
かわりに、&{COLUMN_NAME}%LABEL.
を使用してください。
9.14 削除されたコンテンツ配信ネットワーク
「ユーザー・インタフェース属性」の、オプションがなし
、Google
、Microsoft
およびjQuery
の「JavaScript」の下にある属性「コンテンツ配信ネットワーク」
が削除されました。このオプションの有効化は、APEXで必要となるいくつかのJavaScriptライブラリの取り込みにのみ関連していました。
このオプションを使用していた場合は、かわりにOracle提供の最新のCDNアプローチを使用することをお薦めします。詳細は、コンテンツ配信ネットワークでのOracle APEX静的リソースの発表を参照してください。
9.15 APEXベースのRESTサービスはサポート終了
APEXベースのRESTサービスは、このリリースではサポートが終了しています。リリース18.1より前は、Oracle APEX内で作成されたRESTfulサービスの定義は、コアAPEXスキーマのメタデータ表に格納され、APEXベースのRESTサービスと呼ばれていました。リリース18.1で、定義がORDSリポジトリに格納されるOracle REST Data Services (ORDS)ベースのRESTサービスのサポートを導入しました。ORDSベースのRESTサービスは、Oracle APEXにおけるRESTfulサービスの定義で引き続きサポートされます。
インスタンス・パラメータAPEX_REST_PATH-PREFIX
はサポートが終了しました。
ノート:
Oracle REST Data Services (ORDS)リリース21.4.2には、残りのAPEXベースのRESTサービスをORDSベースのサービスにアップグレードできる移行スクリプトが付属しています。詳細は、Oracle REST Data Servicesリリース・ノートのOracle APEX Restful Serviceモジュールの移行を参照してください。