7.3.5 地理レイアウトの使用

グラフ・ビジュアライゼーション・アプリケーションでは、グラフをレンダリングするためのレイアウトを選択できます。その1つは、グローバル・マップ上にグラフ(頂点とエッジ)を表示する地理レイアウトです。

次の図は、グラフ・ビジュアライゼーション・アプリケーションの地理レイアウトにレンダリングされたグラフを示しています。

図7-9 地理レイアウト

図7-9の説明が続きます
「図7-9 地理レイアウト」の説明
マップ上に頂点を表示するには、その頂点の経度および緯度の座標が含まれるプロパティのペアの形式で地理的な場所を含める必要があります。たとえば:
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| iata | city        | longitude    | latitude    |
+-------------------------------------------------+
| SIN  | Singapore   | 103.994003   | 1.35019     |
| LAX  | Los Angeles | -118.4079971 | 33.94250107 |
| MUC  | Munich      | 11.7861      | 48.353802   |
| CDG  | Paris       | 2.55         | 49.012798   |
| LHR  | London      | -0.461941    | 51.4706     |
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ノート:

経度および緯度のプロパティには任意の名前(XとY、longとlatなど)を使用できます。ただし、経度/緯度ペアがWGS84システム(GPS座標)にあり、座標が10進角で表されるようにする必要があります。
次のように、グラフ・ビジュアライゼーション設定ウィンドウで地理レイアウトを選択できます。

図7-10 地理レイアウトの設定

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「図7-10 地理レイアウトの設定」の説明

次に、次のように、地理座標が含まれる頂点でプロパティを選択します。

図7-11 地理レイアウトの座標の選択

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「図7-11 地理レイアウトの座標の選択」の説明

これで、マウスやトラックパッドを使用してマップ中を移動したり、ズームイン/ズームアウトすることができます。これ以降、新しいPGQL問合せを入力するたびに、マップでは問合せによって返される頂点が自動的に中心となり、ズームされます。