B.4 CRANタスク・ビューについて

CRANでは、特定のタスクや方法に関連付けられたパッケージを示す、一連のタスク・ビューを管理しています。

タスク・ビューは、使用可能な膨大な一連のRパッケージからユーザーが必要な情報を探すのに役立ちます。これらは、ルーチンおよびパッケージの詳細な注釈を追加するボランティアによってアクティブに管理されています。タスク・ビューのいずれかが完全に一致することがわかった場合、ctvパッケージ(パッケージのインストールを自動化するパッケージ)を使用して、そのビューのすべてのパッケージをインストールできます。

ctvパッケージおよびタスク・ビューのインストール

ctvパッケージを使用してタスク・ビューをインストールするには、まずctvパッケージをインストールおよびロードします。

R> install.packages("ctv")
R> library(ctv)

次に、使用可能なタスク・ビューの名前を問い合せて、選択したビューをインストールします。

R> available.views()
R> install.views("TimeSeries")

パッケージの使用および管理

パッケージを使用するには、Rを起動して、libraryコマンドでパッケージを1つずつロードします。

Rセッションで、arulesパッケージをロードします。

R> library(arules)

インストールされたarulesのバージョンを確認します。

R> packageVersion("arules")
[1] '1.1.9'

埋込みRの実行を使用して、データベース・サーバーにインストールされたarulesのバージョンを確認します。

R> ore.doEval(function() packageVersion("arules"))

arulesパッケージでapropos関数のヘルプ・ファイルを表示します。

R> ?apropos

パッケージ・リポジトリ内のパッケージは徐々に増えていきます(特に、他のユーザーもパッケージを追加しているシステム全体のリポジトリを使用している場合)。使用環境でアクセスできる一連のRパッケージの全体を把握しておくと有益です。ローカルRセッションですべての使用可能なパッケージをリストするには、installed.packagesコマンドを使用します。

R> myLocalPackages <- row.names(installed.packages())
R> myLocalPackages