3.3.1 Linuxクライアント上のOracle R DistributionでのMKLサポートの有効化
Linuxクライアント上のOracle R DistributionでMKLを有効にするには、次のステップに従います。
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MKLをインストールします。MKLは、Intel® Math Kernel LibraryのWebサイトからダウンロードできます。
ノート: コンピュータにMKLをインストールするには、MKLのライセンスが必要です。
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LD_LIBRARY_PATH
システム環境変数に、libmkl_rt.so
、$RHOME/lib
および$ORACLE_HOME/lib
を追加します。たとえば、Bashシェルでは次のように指定します。export LD_LIBRARY_PATH=${LD_LIBRARY_PATH}: /path_to/libmkl_rt.so: ${RHOME}/lib: ${ORACLE_HOME}/lib
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Rを起動し、次のように
Sys.BlasLapack
関数を実行します:Sys.BlasLapack() $vendor [1] "Intel Math Kernel Library (Intel MKL)" $nthreads [1] -1
$vendor
から返された値は、MKLがRに固有のBLAS
およびLAPACK
を置き換えたことを示します。
nthreads
から返された値は、MKLが使用するスレッドの数を示します。デフォルトでは、使用可能なすべてのスレッドが使用されます($nthreads
= -1)。