7.6.2.1 部分アンインストールの実行

部分アンインストールでは、RQSYSメタデータおよびPL/SQLパッケージがデータベースから削除されますが、OML4RサーバーをサポートするライブラリおよびRパッケージはOracleホーム内に残ります。

OML4Rサーバーのサポートが複数のデータベース・インスタンスで同一のOracleホームにインストールされている場合、またはプラガブル・データベース(PDB)にインストールされている場合、部分アンインストールでは、指定したデータベースからOML4Rサーバー・サポートが削除され、他のデータベースに影響はありません。デフォルトでは、serverスクリプトにより部分アンインストールが実行されます。

ノート:

OML4Rサーバーのサポートを共有するインスタンスまたはPDBの1つに対して誤って完全アンインストールを実行した場合、他の共有インスタンスまたはPDBでもOML4Rサーバーがサポートされなくなります。serverスクリプトを再実行して、共有インスタンスまたはPDBの1つでインストールを実行すると、Oracleホーム内のOML4Rサーバー・サポートを簡単にリストアできます。

-uオプションを指定してserverスクリプトを実行すると、部分アンインストールが実行されます。--keepオプションを指定すると、部分アンインストールを明示的にリクエストできます。次のコマンドはすべて、OML4Rサーバーの部分アンインストールを実行します。

./server.sh  --uninstall  
./server.sh  -u
./server.sh  -u --keep
./server.sh  --uninstall  --keep