7 Oracle Machine Learning for Rの管理タスク
この章では、OML4Rの保守および最適化のための管理タスクについて説明します。
この章には次のトピックが含まれます:
- Linuxの非デフォルトのR_HOMEへのOracle R Distributionのインストール
Linux RPMは、LinuxでのデフォルトのR_HOME
である/usr/lib64/R
以外のディレクトリにもインストールできます。 - Oracle Machine Learning for Rのアップグレード
OML4Rを以前のリリース1.5.1から現在のリリース2.0にアップグレードできます。 - Oracle Machine Learning for Rのダウングレード
OML4Rを再インストールすることで、以前のリリース1.5.1から現在のリリース2.0にダウングレードできます。 - Oracle Machine Learning for Rデータの移行
OML4Rサーバーには、RQSYSスキーマおよびOML4Rユーザー・データをソース・データベースからターゲット・データベースに移行するために実行できる移行スクリプトが含まれています - データベース・アップグレード後のOracle Machine Learning for Rの移行
Oracle Databaseのアップグレード後、OML4Rサーバー・コンポーネントを新しいORACLE_HOME
に移行する必要があります。 - Oracle Machine Learning for Rのアンインストール
OML4Rのアンインストール手順 - LinuxまたはUNIXへの追加のRパッケージのインストール
LinuxおよびUNIXプラットフォームでは、OML4RサーバーのインストールにORE
スクリプトが用意されており、これをオペレーティング・システムのプロンプトから実行して追加のRパッケージをインストールできます。 - Oracle Machine Learning for Rのデータベース・ユーザーの作成
Database 18c以降では、rquser.sql
スクリプトが付属しており、$ORACLE_HOME/R/server
ディレクトリにあります。このスクリプトによって新しいOML4Rユーザーが作成され、同じディレクトリ内のスクリプトrqgrant.sql
によって、必要な権限がその新しいユーザーに適用されます。Oracle Database 12c以前では、server
スクリプトのインストール・プロセスによって、OML4Rのユーザーが存在しない場合はそれが自動的に作成または構成されます。 - Oracle Machine Learning for R接続のOracleウォレットの作成
Oracleウォレットは、Oracle Databaseのセキュリティ資格証明書の格納に使用する、パスワードで保護されたコンテナです。 - 埋込みRが使用するメモリーの制御
埋込みRの実行が使用するメモリーの制御方法。