7.8 Oracle Machine Learning for Rのデータベース・ユーザーの作成

Database 18c以降では、rquser.sqlスクリプトが付属しており、$ORACLE_HOME/R/serverディレクトリにあります。このスクリプトによって新しいOML4Rユーザーが作成され、同じディレクトリ内のスクリプトrqgrant.sqlによって、必要な権限がその新しいユーザーに適用されます。Oracle Database 12c以前では、serverスクリプトのインストール・プロセスによって、OML4Rのユーザーが存在しない場合はそれが自動的に作成または構成されます。

例7-2 OML4Rユーザーの作成

./server.sh
.
.

Choosing ORE user
  ORE user to use [list]:

[Enter]を押すと、使用可能なユーザーのリストが表示されます。

BI
HR
IX
OE
SCOTT
SH
  ORE user to use [list]: ruser2
.
.

存在するユーザーを選択すると、OML4Rをサポートするようにそのユーザーが構成されます。存在しないユーザーを指定すると、ユーザーが作成されます。

例7-3 SQL*PlusでのOML4Rユーザーの作成

SQL*PlusでOML4Rユーザーを作成するには、次のステップを実行します。

  1. システム権限でログインします。

    SQLPLUS / AS SYSDBA
    
  2. 次のような文を実行してユーザーを作成します:

    CREATE USER oml_username IDENTIFIED BY password
    DEFAULT TABLESPACE default_tablepace_name
    TEMPORARY TABLESPACE temp_tablespace_name 
    QUOTA UNLIMITED ON default_tablespace_name;

    関連項目:

    ユーザーの作成の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。

  3. 必要な権限を付与します。

    GRANT CREATE SESSION,
          CREATE TABLE,
          CREATE VIEW,
          CREATE PROCEDURE,
          CREATE MINING MODEL
    TO oml_username; 

    関連項目:

    ユーザーへの権限付与の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。