7.8 Oracle Machine Learning for Rのデータベース・ユーザーの作成
 Database 19cでは、server.shスクリプトにOracle Database 23aiが付属しています。server.shはサーバーからダウンロードできます。このスクリプトによって新しいOML4Rユーザーが作成され、同じディレクトリ内のスクリプトrqgrant.sqlによって、必要な権限がその新しいユーザーに適用されます。
               
例7-2 OML4Rユーザーの作成
./server.sh . . Choosing ORE user ORE user to use [list]:
[Enter]を押すと、使用可能なユーザーのリストが表示されます。
BI
HR
IX
OE
SCOTT
SH
  ORE user to use [list]: ruser2
.
.
存在するユーザーを選択すると、OML4Rをサポートするようにそのユーザーが構成されます。存在しないユーザーを指定すると、ユーザーが作成されます。
例7-3 SQL*PlusでのOML4Rユーザーの作成
SQL*PlusでOML4Rユーザーを作成するには、次のステップを実行します。
- 
                        システム権限でログインします。 SQLPLUS / AS SYSDBA 
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                        次のような文を実行してユーザーを作成します: CREATE USER oml_username IDENTIFIED BY password DEFAULT TABLESPACE default_tablepace_name TEMPORARY TABLESPACE temp_tablespace_name QUOTA UNLIMITED ON default_tablespace_name; 関連項目: ユーザーの作成の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。 
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                        必要な権限を付与します。 GRANT CREATE SESSION, CREATE TABLE, CREATE VIEW, CREATE PROCEDURE, CREATE MINING MODEL TO oml_username;関連項目: ユーザーへの権限付与の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。 
- RQADMINロールについてserverスクリプトのインストール・プロセスでは、RQADMINという名前のデータベース・ロールが作成されます。