10.3.7 ore.indexApply関数の使用
ore.indexApply
関数は、入力関数によって生成されたデータを使用して指定されたユーザー定義の入力関数を実行します。
この関数は、1つ以上のRエンジンが同じまたは異なる計算(タスク)を実行するタスク・パラレル実行をサポートします。ore.indexApply
関数に対するtimes
引数には、データベース内で入力関数を実行する回数を指定します。必要なすべてのデータは、入力関数内で明示的に生成またはロードされる必要があります。
ore.indexApply
関数の構文は次のとおりです。
ore.indexApply(times, FUN, ..., FUN.VALUE = NULL, FUN.NAME = NULL, FUN.OWNER = NULL, parallel = getOption("ore.parallel", NULL))
ore.indexApply
関数は、ore.list
オブジェクトまたはore.frame
オブジェクトを返します。
- ore.indexApply関数の簡単な使用例
この例では、ore.indexApply
をコールし、入力関数を並行して5回実行することを指定します。 - 列並行の使用例
この例では、Rのsummary
関数を使用して、iris
データセットの最初の4つの数値列でサマリー統計を並行して計算します。 - シミュレーションの使用例
ore.indexApply
関数をシミュレーションで使用することで、Oracle Exadata Database Machineなどの高パフォーマンスのコンピューティング・ハードウェアを利用できます。
親トピック: 埋込みRの実行用のRインタフェース