1.1.1.1 SALT用のサービス・レベル・キーワードの定義

次の表では、SALTで使用および解釈されるOracle Tuxedoサービス・メタデータ・リポジトリのサービス・レベル・キーワードを示します。

ノート:

リストされていないメタデータ・リポジトリのサービスレベル・キーワードは、SALTとは関係性がなく、SALTコンポーネントがOracle Tuxedoサービス・メタデータ・リポジトリをロードするときに無視されます。

表1-1 SALTにおけるOracle Tuxedoサービス・メタデータ・リポジトリのサービスレベル・キーワードの使用

サービス・レベル・キーワード SALTの使用
service サービスの一意のキー値。この値は、SALT WSDFファイルで参照されます。

ネイティブなOracle Tuxedoサービスの場合は、この値をOracle Tuxedoで通知されているサービス名と同じ値にすることも、Oracle Tuxedoで通知されている実際のサービス名とは異なる別名と同じ値にすることもできます。

SALTプロキシ・サービスの場合、通常はこの値をWebサービス操作のローカル名にします。

servicemode

サービス・モード(たとえば、ネイティブOracle TuxedoサービスやOracle SALTプロキシ・サービス)を決定します。

有効な値は、次のとおりです。

  • tuxedo

    ネイティブOracle Tuxedoサービスを表します

  • webservice

    SALTプロキシ・サービス(たとえば、wsdl:operationを使用して変換されたサービス定義)を表します。

ネイティブOracle Tuxedoサービスを定義するには、「webservice」を使用しません。この値は、常に外部Webサービスから変換されたサービスを定義するために使用されます。

tuxservice Oracle Tuxedoで通知されている実際のサービス名。値を指定しない場合は、serviceキーワードの値と同じと見なされます。

ネイティブなOracle Tuxedoサービスの場合は、このキーワードを使用して定義されたOracle TuxedoサービスをSALTから呼び出します。

SALTプロキシ・サービスの場合は、GWWSサーバーがこのキーワード値を使用してサービス名を公開します。

servicetype 指定したOracle Tuxedoサービスに対するサービス・メッセージ交換パターンを決定します。

次の値によって、該当する種類のOracle TuxedoサービスとWebサービス・メッセージ交換パターン(MEP)とのマッピング・ルールを指定します。

  • service

    リクエスト/レスポンス型MEPに対応します。

  • oneway

    一方向のリクエスト型MEPに対応します。

  • queue

    リクエスト/レスポンス型MEPに対応します。

inbuf サービスの入力バッファ(リクエスト・バッファ)の型を指定します。

ネイティブなOracle Tuxedoサービスの場合は、任意のOracle Tuxedo型付きバッファにすることができます。Oracle Tuxedoでバッファ型として予約されている値は次のとおりです。

STRING、CARRAY、XML、MBSTRING、VIEW、VIEW32、FML、FML32、X_C_TYPE、X_COMMON、X_OCTET、NULL (入力バッファは空)

ノート:

値の大文字、小文字は区別されます。inbufで前述以外のバッファ型を指定した場合、そのバッファはカスタム・バッファ型として扱われます。

SALTプロキシ・サービスの場合は、この値を常にFML32にします。

outbuf サービスの出力バッファ(TPSUCCESSとのレスポンス・バッファ)の型を指定します。

ネイティブなOracle Tuxedoサービスの場合は、任意のOracle Tuxedo型付きバッファにすることができます。Oracle Tuxedoでバッファ型として予約されている値は次のとおりです。

STRING、CARRAY、XML、MBSTRING、VIEW、VIEW32、FML、FML32、X_C_TYPE、X_COMMON、X_OCTET、NULL (入力バッファは空)

ノート:

値の大文字、小文字は区別されます。outbufで前述以外のバッファ型を指定した場合、そのバッファはカスタム・バッファ型として扱われます。

SALTプロキシ・サービスの場合は、この値を常にFML32にします。

errbuf サービスのエラー・バッファ(TPFAILとのレスポンス・バッファ)の型を指定します。

ネイティブなOracle Tuxedoサービスの場合は、任意のOracle Tuxedo型付きバッファにすることができます。Oracle Tuxedoでバッファ型として予約されている値は次のとおりです。

STRING、CARRAY、XML、MBSTRING、VIEW、VIEW32、FML、FML32、X_C_TYPE、X_COMMON、X_OCTET、NULL (入力バッファは空)。

ノート:

値の大文字、小文字は区別されます。errbufで前述以外のバッファ型を指定した場合、そのバッファはカスタム・バッファ型として扱われます。

SALTプロキシ・サービスの場合は、この値を常にFML32にします。

inview サービスにおいて次の入力バッファ型に対して使用されるビューの名前を指定します。

VIEW, VIEW32, X_C_TYPE, X_COMMON

SALTでは、デフォルトのinview設定をそのまま使用するのではなく、ビューの名前を指定する必要があります。

ノート:

このキーワードは、ネイティブなOracle Tuxedoサービス専用です。
outview サービスにおいて次の出力バッファ型に対して使用されるビューの名前を指定します。

VIEW, VIEW32, X_C_TYPE, X_COMMON

SALTでは、デフォルトのoutview設定をそのまま使用するのではなく、ビューの名前を指定する必要があります。

ノート:

このキーワードは、ネイティブなOracle Tuxedoサービス専用です。
errview サービスにおいて次のエラー・バッファ型に対して使用されるビューの名前を指定します。

VIEW, VIEW32, X_C_TYPE, X_COMMON

SALTでは、デフォルトのerrview設定をそのまま使用するのではなく、ビューの名前を指定する必要があります。

ノート:

このキーワードは、ネイティブなOracle Tuxedoサービス専用です。
inbufschema サービス入力バッファに関連付ける外部XMLスキーマ要素を指定します。この値を指定すると、外部スキーマが生成済のWSDLに組み込まれ、サービス入力バッファのデフォルトのデータ型マッピング・ルールが置き換えられます。

ノート:

このキーワードは、ネイティブなOracle Tuxedoサービス専用です。
outbufschema サービス出力バッファに関連付ける外部XMLスキーマ要素を指定します。この値を指定すると、外部スキーマが生成済のWSDLに組み込まれ、サービス出力バッファのデフォルトのデータ型マッピング・ルールが置き換えられます。

ノート:

このキーワードは、ネイティブなOracle Tuxedoサービス専用です。
errbufschema サービス・エラー・バッファに関連付ける外部XMLスキーマ要素を指定します。この値を指定すると、外部スキーマが生成済のWSDLに組み込まれ、サービス・エラー・バッファのデフォルトのデータ型マッピング・ルールが置き換えられます。

ノート:

このキーワードは、ネイティブなOracle Tuxedoサービス専用です。
RECORD Oracle Tuxedo RECORD型付きバッファでは、COBOLコピーブック情報を記述できます。

生成されるCOBOL型:

  • RECORD
  • COMP-2
  • S9(18)
  • 9(18)
  • S9(9)
  • 9(9)
  • S9(4)
  • S9(10)V9(10)
  • X(1024)
  • @binary=true
inrecord サービスにおいて次の入力バッファ型に対して使用されるレコードの名前を指定します: RECORD。Oracle SALTでは、デフォルトのrecord設定をそのまま使用するのではなく、レコード名を指定する必要があります。このキーワードはネイティブなTuxedoサービス専用。
outrecord サービスにおいて次の出力バッファ型に対して使用されるレコードの名前を指定します: RECORD。Oracle SALTでは、デフォルトのoutrecord設定をそのまま使用するのではなく、レコード名を指定する必要があります。このキーワードはネイティブなTuxedoサービス専用。
errrecord サービスにおいて次のエラー・バッファ型に対して使用されるレコードの名前を指定します: RECORD。Oracle SALTでは、デフォルトのerrrecord設定をそのまま使用するのではなく、レコード名を指定する必要があります。

このキーワードはネイティブなTuxedoサービス専用。