1.1.7.3.2.5 キー・ファイルの生成
キー・ファイルを管理するための新しいコマンドがwsadmin
に追加されます。この新しいコマンドを使用して、新しいキー・ファイルの生成、新しいレコードの追加、既存のレコードの削除、およびレコードの変更を実行できます。管理するファイルの名前は、現在の作業ディレクトリの「saml_key.meta
」です。
キー・ファイルを作成するには、次のwsadmin
コマンドを発行します。
saml create -p password
ここで「-p password
」は、新しく作成されたキー・ファイルにアクセスするための管理のパスワードです。名前が「saml_key.meta
」のキー・ファイルが、現在の作業ディレクトリに作成されます。
信頼できる発行者を追加するには、次のコマンドを発行します。
saml add -i -n authority.abc.com -l abc -c -p password
ここで、「-i
」は、名前が「authority.abc.com
」、短いローカル参照名が「abc
」で、キー・ファイルにアクセスするためのアクセス・パスワードを持つ発行者を追加するように指示しています。キー・ファイルsaml_key.meta
は、現在の作業ディレクトリに存在する必要があります。「-c
」オプションがあるため、「abc.pem
」という名前の公開キー証明書が「CertPath
」の中に存在する必要があります。
詳細は、『SALTコマンド・リファレンス・ガイド』のwsadminに関するトピックを参照してください。
親トピック: SAMLキー・ファイル