1.1.2.4 Oracle Tuxedoのバージョンベースのルーティングの使用(着信)
Oracle TuxedoのバージョンベースのルーティングをWebサービスとして公開されているOracle Tuxedoサービスで使用すると、次のことが行われます。
- GWWSは、
REQUEST_VERSION
およびVERSION_RANGE
をUBBCONFIG
ファイルから取得します。 - リクエストされたバージョンでサービスを呼び出します
- 異なる設定(特定のゲートウェイからの特定のトラフィックを特定のサービスにルーティングするなど)が必要な場合は、異なる
REQUEST_VERSION
値で起動されているグループに別のゲートウェイ・インスタンスを構成します。
次に、GWWSがUBBCONFIG
の設定からリクエスト・バージョンの"1
"を継承しているため、VERSION_RANGE
設定(この例ではGROUP1
)に"1
"を含んでいるOracle Tuxedoアプリケーション・サーバーによって通知されるサービスを公開する例を示します。GWWSが公開するサービスが実際にはGROUP2
のサーバーで実行されている場合は、結果として、TPENOENT
エラーがWebサービスのクライアントに転送されます。
例1-8 Webサービスとして公開されているTuxedoサービスでのTuxedoのバージョンベースのルーティングの使用
...
GROUP1
LMID=L1 GRPNO=2 VERSION_RANGE="1-2"
GROUP2
LMID=L1 GRPNO=2 VERSION_RANGE="3-4"
GWWS_GRP
LMID=L1 GRPNO=3 REQUEST_VERSION=1
...
|mySERVER SRVGRP=GROUP2 SRVID=30
...
GWWS SRVGRP=GWWS_GRP SRVID=30
...
親トピック: ネイティブOracle Tuxedoサービスの構成