4.3.1 SALTでサポートされている通信パターン

SALTでは、発信サービスの呼出しでサポートされているのは、Oracle Tuxedoリクエスト/レスポンスの通信パターンのみです。Oracle Tuxedoアプリケーションは、次の通信Oracle Tuxedo ATMIによりSALTのプロキシ・サービスをリクエストすることができます。

  • tpcall(3c) / tpacall(3c) / tpgetreply(3c)

    これらの基本的なATMI機能は、Oracle Tuxedo型付きバッファを入力パラメータとして使用することで呼び出せます。呼出しが返された場合、Oracle Tuxedo型付きバッファも返されます。これらのすべてのバッファは、変換された外部Webサービス・インタフェースに準拠します。tpacall/tpgetreplyは、SOAP非同期通信と関連していません。

  • tpgetcallinfo(3c)/tpsecallinfo(3c)

    tpgetcallinfo()では、FML32形式のGWWSゲートウェイを使用するアプリケーション・バッファに関連したHTTPヘッダーが取得されます。tpsetcallinfo()では、その逆(リモートHTTP (SOAPなど)サーバーに送信されるFML32形式のHTTPヘッダーをアプリケーション・バッファに添付するなど)が実行されます。

  • tpforward(3c)

    Oracle Tuxedoサーバー・アプリケーションはこの関数を使用して、Oracle Tuxedoリクエストを指定されたSALTのプロキシ・サービスに転送します。レスポンス・バッファは、従来のネイティブOracle Tuxedoサービスの場合と同様に、クライアント・アプリケーションのレスポンス・キューに直接送信されます。

  • TMQFORWARDを有効化したキューベースの通信。

    Oracle Tuxedoシステム・サーバーTMQFORWARDでは、キューに入っているリクエストを受け付けて、そのキューと同じ名前のSALTのプロキシ・サービスに送信します。

詳細は、『Oracle Tuxedo ATMI C関数』および『ファイル形式、データ記述、MIBおよびシステム・プロセス・リファレンス』を参照してください

SALTでは、次のOracle Tuxedo通信パターンはサポートされていません:

  • 会話型通信
  • イベントベースの通信