2.4.3 WSDLメッセージのマッピング

Oracle Tuxedo FML32バッファ・タイプは、常に、WSDLメッセージのマッピングに使用されます。

次の表に、SALTによって定義されたWSDLメッセージのマッピング・ルールの一覧を示します。

表2-11 WSDLメッセージのマッピング・ルール

WSDLメッセージ定義 Oracle Tuxedoのバッファ/フィールド定義 ノート
<wsdl:input>メッセージ Oracle Tuxedoリクエスト・バッファ(入力バッファ) -
<wsdl:output>メッセージ TPSUCCESSが指定されたOracle Tuxedoレスポンス・バッファ(出力バッファ) -
<wsdl:fault メッセージ TPFAILが指定されたOracle Tuxedoレスポンス・バッファ(エラー・バッファ) -
<wsdl:input>または<wsdl:output>で定義されている各メッセージ部分 Oracle Tuxedo FML32バッファで最上位フィールドとしてマップされます。フィールド型はXMLデータ型のメッセージ部のFML32フィールド型と同等です。(表3-3および表3-7を参照) -
SOAP 1.1フォルト・メッセージの<faultcode> Oracle Tuxedoエラー・バッファで固定の最上位FLD_STRINGフィールド(faultcode)としてマップされます: faultcode string - このマッピング・ルールはSOAP 1.1にのみ適用されます。
SOAP 1.1フォルト・メッセージの<faultstring> Oracle Tuxedoエラー・バッファで固定の最上位FLD_STRINGフィールド(faultstring)としてマップされます:

faultstring string - -

このマッピング・ルールはSOAP 1.1にのみ適用されます。
SOAP 1.1フォルト・メッセージの<faultactor> Oracle Tuxedoエラー・バッファで固定の最上位FLD_STRINGフィールド(faultactor)としてマップされます:

faultactor string - -

このマッピング・ルールはSOAP 1.1にのみ適用されます。
SOAP 1.2フォルト・メッセージの<Code> Oracle Tuxedoエラー・バッファで、2つの固定のサブFLD_STRINGフィールド(ValueおよびSubcode)を含む固定の最上位FLD_FML32フィールド(Code)としてマップされます

Code fml32 - -

Value string - -

Subcode string - -

このマッピング・ルールはSOAP 1.2にのみ適用されます。
SOAP 1.2フォルト・メッセージの<Reason> Oracle Tuxedoエラー・バッファで、ゼロまたは複数の固定のサブFLD_STRINGフィールド(Text)を含む固定の最上位FLD_FML32フィールド(Reason)としてマップされます:

Reason fml32 - -

Text string - -

このマッピング・ルールはSOAP 1.2にのみ適用されます。
SOAP 1.2フォルト・メッセージの<Node> Oracle Tuxedoエラー・バッファで固定の最上位FLD_STRINGフィールド(Node)としてマップされます:

Node string - -

このマッピング・ルールはSOAP 1.2にのみ適用されます。
SOAP 1.2フォルト・メッセージの<Role> Oracle Tuxedoエラー・バッファで固定の最上位FLD_STRINGフィールド(Role)としてマップされます:

Role string - -

このマッピング・ルールはSOAP 1.2にのみ適用されます。
SOAPフォルト・メッセージの<detail> Oracle Tuxedoエラー・バッファで固定の最上位FLD_FML32フィールドとしてマップされます:

detail fml32 - -

このマッピング・ルールはSOAP 1.1およびSOAP 1.2の両方に適用されます。
<wsdl:fault>で定義されている各メッセージ部分 Oracle Tuxedo FML32バッファでdetailフィールドのサブ・フィールドとしてマップされます。フィールド型はXMLデータ型のメッセージ部のFML32フィールド型と同等です。(表3-2および表3-7を参照) このマッピング・ルールはSOAP 1.1およびSOAP 1.2の両方に適用されます。