1.2.4 リリース11g R1 (11.1.1.1.0)

SALTリリース11g R1 (11.1.1.1.0)では、次の機能が導入されました。

  • PythonおよびRubyのサポート

    SALT SCAでのPythonとRubyのサポートでは、各言語用の簡易なSCAクライアントAPIが用意されており、これを使用してPythonまたはRubyクライアント・プログラムからSCAコールを実行して、SCAHOSTシステム・サーバーがPythonまたはRubyのコンポーネントにアクセスできます。Python、RubyまたはC++コンポーネントと他のPython、RubyまたはC++コンポーネントとの間での呼出しが可能になりました。

    詳細は、『SALTプログラミング・ガイド』のSALT SCAプログラミングに関する項を参照してください。

  • SCA構造体のサポート

    パフォーマンス向上のための、追加のC++構造体機能が提供されます。

    詳細は、『SALTプログラミング・ガイド』のSALT SCAプログラミングに関する項を参照してください。

  • Scatuxgenメタデータ生成ツール

    Scatuxgenメタデータ生成ツールは、SALT 10gR3で追加されたSCA実行時機能のSCAコンポーネントの開発に使用されるものとして、C++インタフェースを解析します。Oracle Tuxedoメタデータ・リポジトリ・インタフェース・データが生成され、オプションで、Webサービス定義ファイル(WSDF)ドキュメントも生成されます。

    詳細は、SALTコマンド・リファレンス・ガイドを参照してください

  • WS-TXのサポート

    WebサービスとOracle Tuxedoアプリケーション間の、双方向でトランザクション対応の相互運用性が提供されます。アプリケーションは、GWWSシステム・サーバーのトランザクション機能を透過的に利用します。

    発信XAトランザクションは、Oracle Tuxedoドメインの外側に透過的に伝播され、WS-TXトランザクションに1対1でマップされます。着信WS-TXトランザクションは、Oracle Tuxedoドメイン内に伝播され、XAトランザクションにマップされます。

    詳細は、『SALT構成ガイド』のWS-TXサポートの構成に関する項、および『SALTの相互運用性』のWS-TXの相互運用性に関する項を参照してください。