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- 「Control」タブ
12.2.3 「Control」タブ
「Control」タブを使用して、次のことを実行できます:
- ソース・システムから使用可能なコントロール情報を使用して、受信されたソース・データとAFCSにロードされたデータを突合します。この機能は、ソース・ファイルからレコード件数の検証または金額の突合を実施するために使用されます。また、これにより、検証のしきいを指定することもできます。指定したしきいは、検証を実行するために差異(レコード件数または金額)と比較されます。実行は、差異がしきい値を超える場合にのみ失敗します。
- しきいには、絶対値またはパーセント値を指定できます。コネクタ実行プロセスでは、突合の実行時にしきいタイプが考慮されます。
- AFCSからのファイル抽出用のコントロール情報を生成します。抽出EDDのコントロールを指定すると、EDDでの構成に基づいて、コントロール詳細が生成されます。特定の列のレコード件数と金額値(合計、平均、最大など)の両方が、コントロール・ファイルに記録されます。
ノート:
このオプションは、ファイル・タイプがEDD (ASCIIおよびEBCDIC)の場合にのみ適用可能です。表 12-2 「Control」タブの摘要
フィールド 摘要(アスタリスク(*)でマークされたフィールドは必須です) 「Separate File」が「Yes」として選択されている場合。 File Name ファイルの名前を指定します。 File Format 2つのオプションがあります:
- Fixed Length: ファイルには、固定長のレコードおよび列が含まれます。各列には、レコード・レイアウトの設計時に設定される、決められた固定のサイズがあり、列サイズを足して合計すると、レコード・サイズになります。
- Delimited: レコードと列は、カンマ、セミコロン、ハイフンなどのデリミタ文字を使用して分離されます。
前述の例では、「Delimited」を選択します。
Column Delimiter 「File Format」が「Fixed Length」として選択されている場合、「Column Delimiter」は、デフォルトで「Other」となります。
「File format」が「Delimited」として選択されている場合、ドロップダウン・リストから次のオプションを使用できます。
- Other
- Space
- Semicolon
- Comma
- Tab
前述の例では、「Comma」を選択します。
Record Type Code ファイル内のレコードを一意に識別するために使用されます。金融機関から、同じファイル内のデータ・レコードとコントロール・レコードを含むファイルが提供される場合もあります。このような場合、データ・レコードとコントロール・レコードを識別するために、最初のフィールドは「Record Type」となります。その識別のために、これには特定の値が存在します。ここでは、データを識別する値を指定します。値には、'DATA'などを指定できます。コントロール・レコードの場合、値は「Control」タブで指定されます。ファイルの最初のフィールドのみが、「Record Type」に使用されます。 Record Delimiter 異なるオペレーティング・システムでは、レコードは異なる方法で保存されます。次のオプションを使用できます:
- MS-DOS
- Unix
- No Record Delimiter
- Other
たとえば、「Unix」を選択します。
Skip number of records スキップするレコードの数を指定します。レコードは上位からスキップされます。一般的に、これはヘッダーをスキップするために使用されます。例: これを1として指定した場合、ファイル内の最初の行が無視されます。 Text Qualifier テキストを識別する文字。一般的に、テキストを識別するために、前および末尾に二重引用符が付けられます。これはオプションです。 Decimal separator 結果を表示する小数点以下最大桁数を指定します。 Record Type Length 適切なレコードを取得するためのレコード・タイプ値の長さ。たとえば、コントロール・レコードが"DATATotal Records400"で、DATAがレコード・タイプである場合、長さは'4'となります。これは、固定長のコントロール・レコードの場合にのみ適用可能です。 Control Name Length 前述の例に基づいて、「Control name」は"Total Records"となります。したがって、「Control Name Length」は'13'となります。 Control Value Length 前述の例に基づいて、コントロール値は400となります。したがって、コントロール値の長さは'3'となります。 「Separate File」が「No」として選択されている場合。 Record Type Code ファイル内のレコードを一意に識別するために使用されます。金融機関から、同じファイル内のデータ・レコードとコントロール・レコードを含むファイルが提供される場合もあります。このような場合、データ・レコードとコントロール・レコードを識別するために、最初のフィールドは「Record Type」となります。その識別のために、これには特定の値が存在します。ここでは、データを識別する値を指定します。値には、'DATA'などを指定できます。コントロール・レコードの場合、値は「Control」タブで指定されます。ファイルの最初のフィールドのみが、「Record Type」に使用されます。 Control Value Length 前述の例に基づいて、コントロール値は400となります。したがって、コントロール値の長さは'3'となります Control Name Length 前述の例に基づいて、「Control name」は"Total Records"となります。したがって、「Control Name Length」は'13'となります。 Controls Control Name コントロールの名前を指定します。 Aggregation Method 「Aggregation Method」または「Count」のいずれかを選択します。
サポートされている集計方法は次のとおりです:
- Min
- Max
- Average
- Sum
Aggregation Column Name 集計方法を適用する列を選択します。
ノート: 件数については、列を選択する必要はありません。
Threshold Type このフィールドはオプションです。しきいについては、パーセントまたは絶対の2つのオプションがあります。
パーセントを選択する場合、パーセントでの突合差異がこのしきい値と照合されます。
絶対を選択する場合、絶対パーセント差異がこのしきい値と照合されます。
Threshold Value パーセントまたは絶対で差異値を指定します。