12.2.2 「Data」タブ

次の表に、EDDの作成時に「Data」タブで指定する必要のある情報を示します。

ノート:

赤いアスタリスク(*)でマークされたフィールドは必須です

表 12-1 「Data」タブの摘要

フィールド 摘要
Data File Name

EDDに複数のデータ・ファイルを追加できます。

たとえば、定期預金契約データ・ファイルを追加する必要がある場合です。リテール口座および法人口座に対して定期預金契約データ・ファイルが存在します。したがって、これら両方の詳細を取得するには、最初に、リテール口座の定期預金契約データ・ファイル(td_contracts%#MISDATE%_1.csvなど)を追加し、次のレコードとして、法人口座の定期預金契約データ・ファイルを追加します。

ファイル・サイズが大きい場合は、ファイルをより小さなファイルに分割することをお薦めします。最適なファイル・サイズは各ファイルについて3 GBです。

例: td_contracts%#MISDATE%_1.csv

Record Delimiter

異なるオペレーティング・システムでは、レコードは異なる方法で保存されます。使用可能なオプションは次のとおりです:

  • MS-DOS
  • Unix
  • No Record Delimiter
  • Other

たとえば、「Unix」を選択します。

File Format

2つのオプションがあります:

  • Fixed Length: ファイルには、固定長のレコードおよび列が含まれます。各列には、レコード・レイアウトの設計時に設定される、決められた固定のサイズがあり、列サイズを足して合計すると、レコード・サイズになります。
  • Delimited: レコードと列は、カンマ、セミコロン、ハイフンなどのデリミタ文字を使用して分離されます。

たとえば、「Delimited」を選択します。

Text Qualifier テキストを識別する文字。一般的に、テキストを識別するために、前および末尾に二重引用符が付けられます。これはオプションです。
Skip Number Of Records スキップするレコードの数を指定します。レコードは上位からスキップされます。一般的に、これはヘッダーをスキップするために使用されます。
Decimal Separator 小数および小数部分を識別するために使用される文字。通常は点(.)またはカンマ(,)
Read from template すべての値を含むExcelファイル形式のテンプレートを使用するかどうかを指定します。テンプレートが使用不可である場合、「Data Elements」で「Add」をクリックし、手動で作成します。テンプレートが使用可能である場合、テンプレートを参照できます。ファイルEDDテンプレートを参照してください。

領域「Drop template here or click to select」に、テンプレートをドロップすることもできます。

Select Template (*.xls,*.xlsx,*.csv Files Only) 「Browse」をクリックして、必要なテンプレートを選択します。
Data Elements
Name

EDD内のフィールドの名前。

例: ファイル内のフィールド名または表内の列名。

ノート:

XMLタイプのフィールド名は25文字以下に、その他のフィールド名は30文字以下にする必要があります。
Type

これはデータ型を示します。

例: 文字列、数値、日付、EBCDICなど。

Length これは、EBCDIC形式の場合にのみ適用可能です。これは、EBCDICデータ型の長さです。ファイルの場合、これは長さのみとなります。
Precision

これは、小数点以下の桁数を指定するために使用されます。

例: 10.3。

Format

ここでは、日付型の列の形式を指定します。

空白のままにすると、デフォルト形式のDD/MM/YYYYが想定されて使用されます。

ノート:

  • デフォルト形式は固定であり、データベースまたはシステム言語の設定で変更されることはありません。
  • データ取込みの場合、日付フィールドの指定に使用される形式を入力します。
  • データ抽出の場合、抽出された日付フィールドが記録される必要のある形式を入力します。

たとえば、ファイル抽出では、日付2020年1月31日を表すために、"31/01/2020"として、日付列にDD/MM/YYYYの形式を指定します。

Record Type Code

これにより、ヘッダー、トレーラおよびデータのレコード長とレコード・タイプが異なるファイルで、レコード・タイプが識別されます。値には、テキスト・ファイルで使用可能な任意の文字列を指定できます。この値は、ファイル内の最初のフィールドについてのみ指定できます。

例: コントロール・レコードであることを示すには、値にDATA; CTRLと指定できます。