14.4.2 残高計算管理元帳プロセスの使用および実行

この実行パイプライン(プロセス)を使用して、残高計算で平均残高の日次移動、期間累計、過去日付および換算プロセス実行を計算します。

次の手順を完了してから、残高計算管理元帳プロセスの使用および実行に進みます:

プロセス・オーケストレーションで残高計算管理元帳プロセスを使用および実行するには、次を実行します:

  1. 残高計算管理元帳プロセス・パイプラインにアクセスするには、ホーム・ページで、「Process Orchestration」を選択します。「Process Modeller」ページが表示されます。
  2. 「Process Modeller」ページで、「Balance Computation Management Ledger Process」を検索して選択します。「Process Flow」ページが表示されます。このプロセス・フローは、フローティング・ツールバーで使用できる遷移、活動およびウィジェット・コンポーネントを使用して、描画キャンバス上で設計されています。会計エントリのデータを取得するためのデータ・サービス・ウィジェットが先頭に追加されます。次に、BalanceComputationウィジェットが、各GLタイプの活動(資産、負債、費用、収益、利益、損失、逆資産、逆負債、資本など)に使用されます。活動は、過去日付プロセス、日次残高プロセス、平均残高プロセスの順になります。活動は、GLタイプごとに実行で繰り返され、並行して実行されます。残高換算ノードが最後に追加されます。
  3. 活動の詳細を表示するには、活動をダブルクリックします。その活動に関連する詳細、遷移および通知が表示されます。描画キャンバスで、定義、データ・フィールドおよびアプリケーション・ルールを選択して詳細を表示できます。
  4. 実行を開始するには、「Process Flow」ページまたは「Process Modeller」ページで「Execution」ボタンを使用して実行パラメータ値を選択します。
  5. 「Process Modeller」ページに移動して実行を開始します。実行する必要がある残高計算管理元帳実行プロセスに対応するメニュー・ボタンをクリックします。「Execute Run」をクリックします。「Execution」ページが表示されます。
  6. 「Execution」ページで、パラメータを指定して実行を開始するには、「Execution Type」リストで「With Parameters」を選択します。各フィールドの必要な値を次のように選択または入力します。

    ノート:

    残高計算プロセス・パイプラインの実行には、法的エンティティおよびソース・コードを1つのみ選択する必要があります。

    表 14-1 残高計算管理元帳プロセス - 「Execution」ページのフィールド名および摘要

    フィールド名 摘要または指示
    抽出日 カレンダ・ボタンを使用して、パイプラインの抽出日または実行日を選択します。
    データ・ソース リンク・ボタンを使用して、必要なデータ・ソースを「Available Values」リストから選択して「Selected Values」リストに移動し、「OK」をクリックします。
    法的エンティティ リンク・ボタンを使用して、必要な法的エンティティを「Available Values」リストから選択して「Selected Values」リストに移動し、「OK」をクリックします。
    Run Execution Description 実行パイプラインの摘要を入力します。
  7. 詳細を保存して実行を開始するには、「Apply」ボタンをクリックします。実行が開始されます。

    ノート:

    実行パイプラインの実行は、選択した抽出日を使用してトリガーされます。

    プロセスの詳細は、「プロセスの管理」の項を参照してください。

  8. 残高計算管理元帳プロセスの実行を確認するには、次を実行します:
    1. 「Process Monitor」ページを開くには、「Process Modeller」ページで「Process Monitor」ボタンをクリックするか、「Process Modeller」メニューの「Process Flow Monitor」を選択します。
    2. 「Process Monitor」ページが表示され、残高計算管理元帳プロセスに対応するすべての実行インスタンスがリストされます。「Process Monitor」ページで、プロセスID、またはプロセス名の残高計算管理元帳で検索し、実行された必要な実行パイプライン(プロセス)のプロセス・インスタンスを選択します。

    「Process Flow」ページが、残高計算管理元帳プロセスの各ノードの実行ステータスとともに表示されます。

  9. 実行ログを確認するには、次を実行します:
    1. 「Process Monitor」ページで、実行ログを確認する必要がある目的のプロセス・インスタンスをクリックします。「Process Flow」ページが、各ノードの実行ステータスとともに表示されます。
    2. ノードの実行ステータスの詳細を表示するには、そのノードをダブルクリックします。実行ステータスの詳細ページが表示されます。「Execution Logs」をクリックします。プロセス・インスタンスに関連するすべてのログをリストした「Log Viewer」ページが表示されます。ログ・エントリの詳細を表示するには、「Show More」ボタンをクリックします。「Log Viewer」ページの外側をクリックしてクローズします。