1.1 ラージ・オブジェクト
ラージ・オブジェクト(LOB)、SecureFiles LOBおよびデータベース・ファイル・システム(DBFS)が様々なデータベース機能と連携して機能することにより、アプリケーション開発をサポートします。
ラージ・オブジェクト
単一のLOBの最大サイズには、データベースの構成に応じて8TBから128TBの幅があります。LOBにデータを格納することで、アプリケーションでデータを効果的にアクセスし操作することができます。
SecureFile LOB
SecureFile LOBは、自動セグメント領域管理(ASSM)で管理される表領域に作成されるLOBです。SecureFilesは、データベース表のLOBのデフォルト記憶域メカニズムです。LOBの格納および管理には、SecureFilesをお薦めします。
データベース・ファイル・システム(DBFS)
データベース・ファイル・システム(DBFS)により、Oracle Databaseに格納されるファイル・システム・インタフェースが提供されます。
通常、Oracle Databaseに格納されるファイルはSecureFiles LOBとして格納され、パス名、ディレクトリおよび他のファイル・システム情報はデータベース表に格納されます。DBFSのデフォルトの記憶域手法はSecureFiles LOBですが、状況によってはBasicFiles LOBも使用できます。
DBFSを使用すると、データベースの外部に格納されたファイルに対するSecureFiles LOBロケータからの参照を作成できます。これらの参照は、DBFSリンクまたはデータベース・ファイル・システム・リンクと呼ばれます。
親トピック: ラージ・オブジェクトおよびSecureFilesの概要