184 DBMS_STAT_FUNCS
184.1 DBMS_STAT_FUNCSサブプログラムの要約
この表では、DBMS_STAT_FUNCSパッケージのサブプログラムをリストし、簡単に説明します。
表184-1 DBMS_STAT_FUNCSパッケージのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
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指数分布におけるサンプル値の適合性をテストします。 |
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正規分布におけるサンプル値の適合性をテストします。 |
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Poisson分布におけるサンプル値の適合性をテストします。 |
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表の数値列を集約します。 |
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一様分布におけるサンプル値の適合性をテストします。 |
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Weibull分布におけるサンプル値の適合性をテストします。 |
184.1.1 EXPONENTIAL_DIST_FITプロシージャ
このプロシージャは、指数分布におけるサンプル値の適合性をテストします。
構文
DBMS_STAT_FUNCS.EXPONENTIAL_DIST_FIT ( ownername IN VARCHAR2, tablename IN VARCHAR2, columnname IN VARCHAR2, test_type IN VARCHAR2 DEFAULT 'KOLMOGOROV_SMIRNOV', lambda IN NUMBER, mu IN NUMBER, sig OUT NUMBER);
パラメータ
表184-2 EXPONENTIAL_DIST_FITプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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表が存在するスキーマ。 |
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列が存在する表。 |
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テストの実行対象となる表の列。 |
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使用するテスト・タイプ(' |
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スケール・パラメータ。 |
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ロケーション・パラメータ。 |
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テスト・タイプに基づく、適合値の適正さ。値が小さい場合は、サンプルと指数分布との間に大きな差があることを示します。1に近い値は、ほぼ一致していることを示します。 |
184.1.2 NORMAL_DIST_FITプロシージャ
このプロシージャは、正規分布におけるサンプル値の適合性をテストします。
構文
DBMS_STAT_FUNCS.NORMAL_DIST_FIT ( ownername IN VARCHAR2, tablename IN VARCHAR2, columnname IN VARCHAR2, test_type IN VARCHAR2 DEFAULT 'SHAPIRO_WILKS', mean IN NUMBER, stdev IN NUMBER, sig OUT NUMBER);
パラメータ
表184-3 NORMAL_DIST_FITプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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表が存在するスキーマ。 |
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列が存在する表。 |
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テストの実行対象となる表の列。 |
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使用するテスト・タイプ(' |
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比較の対象となる分布の平均。 |
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比較の対象となる分布の標準偏差。 |
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テスト・タイプに基づく、適合値の適正さ。値が小さい場合は、サンプルと正規分布との間に大きな差があることを示します。1に近い値は、ほぼ一致していることを示します。 |
184.1.3 POISSON_DIST_FITプロシージャ
このプロシージャは、Poisson分布におけるサンプル値の適合性をテストします。
構文
DBMS_STAT_FUNCS.POISSON_DIST_FIT ( ownername IN VARCHAR2, tablename IN VARCHAR2, columnname IN VARCHAR2, test_type IN VARCHAR2 DEFAULT 'KOLMOGOROV_SMIRNOV', lambda IN NUMBER, sig OUT NUMBER);
パラメータ
表184-4 POISSON_DIST_FITプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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表が存在するスキーマ。 |
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列が存在する表。 |
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テストの実行対象となる表の列。 |
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使用するテスト・タイプ(' |
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lambdaパラメータは形状パラメータです。 |
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テスト・タイプに基づく、適合値の適正さ。値が小さい場合は、サンプルとPoisson分布との間に大きな差があることを示します。1に近い値は、ほぼ一致していることを示します。 |
184.1.4 SUMMARYプロシージャ
このプロシージャは、tablename
のcolumnname
で指定されている数値列を集約します。
このサマリーは、SummaryTypeとして戻されます。SUMMARY
の出力は、多くの場合、現在使用しているSQLで取得できるので、覚えておいてください。
構文
DBMS_STAT_FUNCS.SUMMARY ( ownername IN VARCHAR2, tablename IN VARCHAR2, columnname IN VARCHAR2, sigma_value IN NUMBER DEFAULT 3, s OUT SummaryType);
パラメータ
表184-5 SUMMARYプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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表が存在するスキーマ。 |
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列が存在する表。 |
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サマリー作成の対象とする表の列。 |
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極値セットのsigma数。デフォルト値は3です。 |
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特定の列のサマリー情報を含むレコード。 |
SummaryTypeの定義
TYPE n_arr IS VARRAY(5) of NUMBER; TYPE num_table IS TABLE of NUMBER; TYPE summaryType IS RECORD ( count NUMBER, min NUMBER, max NUMBER, range NUMBER, mean NUMBER, cmode num_table, variance NUMBER, stddev NUMBER, quantile_5 NUMBER, quantile_25 NUMBER, median NUMBER, quantile_75 NUMBER, quantile_95 NUMBER, plus_x_sigma NUMBER, minus_x_sigma NUMBER, extreme_values num_table, top_5_values n_arr, bottom_5_values n_arr);
184.1.5 UNIFORM_DIST_FITプロシージャ
このプロシージャは、一様分布におけるサンプル値の適合性をテストします。
構文
DBMS_STAT_FUNCS.UNIFORM_DIST_FIT ( ownername IN VARCHAR2, tablename IN VARCHAR2, columnname IN VARCHAR2, var_type IN VARCHAR2 DEFAULT 'CONTINUOUS', test_type IN VARCHAR2 DEFAULT 'KOLMOGOROV_SMIRNOV', paramA IN NUMBER, paramB IN NUMBER, sig OUT NUMBER);
パラメータ
表184-6 UNIFORM_DIST_FITプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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表が存在するスキーマ。 |
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列が存在する表。 |
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テストの実行対象となる表の列。 |
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分布のタイプ(' |
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使用するテスト・タイプ(' |
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パラメータA。サンプル(ロケーション・パラメータ)から見積もる。 |
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パラメータB。サンプル(スケール・パラメータ)から見積もる。 |
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テスト・タイプに基づく、適合値の適正さ。値が小さい場合は、サンプルと一様分布との間に大きな差があることを示します。1に近い値は、ほぼ一致していることを示します。 |
184.1.6 WEIBULL_DIST_FITプロシージャ
このプロシージャは、Weibull分布におけるサンプル値の適合性をテストします。
構文
DBMS_STAT_FUNCS.WEIBULL_DIST_FIT ( ownername IN VARCHAR2, tablename IN VARCHAR2, columnname IN VARCHAR2, test_type IN VARCHAR2 DEFAULT 'KOLMOGOROV_SMIRNOV', alpha IN NUMBER, mu IN NUMBER, beta IN NUMBER, sig OUT NUMBER);
パラメータ
表184-7 WEIBULL_DIST_FITプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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表が存在するスキーマ。 |
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列が存在する表。 |
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テストの実行対象となる表の列。 |
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使用するテスト・タイプ(' |
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スケール・パラメータ。 |
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ロケーション・パラメータ。 |
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傾き/形状のパラメータ。 |
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テスト・タイプに基づく、適合値の適正さ。値が小さい場合は、サンプルとWeibull分布との間に大きな差があることを示します。1に近い値は、ほぼ一致していることを示します。 |