225 DBMS_XMLSCHEMA_UTIL
DBMS_XMLSCHEMA_UTIL
パッケージは、XMLスキーマを検証するためのインタフェースを提供します。
この章のトピックは、次のとおりです:
225.2 DBMS_XMLSCHEMA_UTILサブプログラムの要約
このトピックは、DBMS_XMLSCHEMA_UTIL
サブプログラムをアルファベット順に示し、簡単に説明しています。
表225-1 DBMS_XMLSCHEMA_UTILパッケージのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
スキーマに対してXML文書を検証します |
|
スキーマに対してXML文書を検証します |
225.2.1 CONFORMINGファンクション
このファンクションは、スキーマに対してXML文書を検証するために使用します。
構文
DBMS_XMLSCHEMA_UTIL.CONFORMING ( doc IN XMLTYPE, sch IN XMLTYPE) RETURN NUMBER;
パラメータ
表225-2 CONFORMINGファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
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XMLインスタンス |
|
XMLスキーマ |
ファンクションの例外
DBMS_XMLSCHEMA_UTIL.CONFORMING
ファンクションの例外は次のとおりです。
- このファンクションは、スキーマが有効で、文書がスキーマに準拠している場合はゼロを返します。それ以外の場合は、スキーマ検証からLSXエラー・コードを返します。
ノート:
このファンクションは、xmlデータ・インスタンスとxmlスキーマ・インスタンスを指定します。ユーザーはスキーマを登録する必要はありません。
例: 文書がスキーマに準拠している
SELECT DBMS_XMLSCHEMA_UTIL.CONFORMING( XMLType('<A/>'), XMLType( '<xs:schema xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"> <xs:element name="A" type="xs:string"/> </xs:schema>')) "LSX CODE" FROM DUAL;
225.2.2 VALIDATEプロシージャ
このプロシージャは、スキーマに対してXML文書を検証するために使用します。
構文
DBMS_XMLSCHEMA_UTIL.VALIDATE ( doc IN XMLTYPE, sch IN XMLTYPE);
パラメータ
表225-3 VALIDATEプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
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XMLインスタンス |
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XMLスキーマ |
プロシージャの例外
DBMS_XMLSCHEMA_UTIL.VALIDATE
プロシージャの例外は次のとおりです。
- このプロシージャは、スキーマが有効でないか、文書がスキーマに準拠していない場合にORA-31154を生成します。
ノート:
このプロシージャは、xmlデータ・インスタンスとxmlスキーマ・インスタンスを指定します。ユーザーはスキーマを登録する必要はありません。
例: 文書がスキーマに準拠している
BEGIN DBMS_XMLSCHEMA_UTIL.VALIDATE( XMLType('<A/>'), XMLType( '<xs:schema xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"> <xs:element name="A" type="xs:string"/> </xs:schema>')); END; /