ACTIVITY_REPORTファンクション

このファンクションは、指定された時間枠の自動ゾーン・マップ・アクティビティをレポートします。

構文

DBMS_AUTO_ZONEMAP.ACTIVITY_REPORT (
   start_time       IN TIMESTAMP WITH TIME ZONE  DEFAULT NULL,
   end_time         IN TIMESTAMP WITH TIME ZONE  DEFAULT NULL,
   type             IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   section          IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   level            IN VARCHAR2  DEFAULT NULL);
 RETURNS CLOB

パラメータ

表39-2 ACTIVITY_REPORTファンクションのパラメータ

パラメータ 説明

start_time

レポートの自動ゾーン・マップ実行の監視が開始されるタイムスタンプ。値がNULLの場合、ファンクションはパージ対象の自動ゾーン・マップ・メンテナンスの最初からすべてをレポートします。

デフォルト値はNULLです。

end_time

レポートの自動ゾーン・マップ実行の監視が終了するタイムスタンプ。値がNULLの場合、ファンクションはパージ対象の自動ゾーン・マップ・メンテナンスの最後まですべてをレポートします。

デフォルト値はNULLです。

ノート:

start_timeend_timeの両方にNULLを指定すると、ファンクションは前回の実行時のレポートを表示します。

type

レポートの出力タイプ。有効な値は、TEXTXMLおよびHTMLです。

デフォルト値は、TEXTです。

section
レポート内の特定のセクション。可能な値は次のとおりです:
  • SUMMARY: 指定の時間枠で作成されてメンテナンスされる新しいゾーン・マップでの非常におおまかな番号によるサマリー。
  • DETAILS: 指定の時間枠で作成されてメンテナンスされる新しいゾーン・マップの名前およびその他の詳細に関する詳細なサマリー・レポート。これには結果の詳細も含まれます。
  • ALL: SUMMARYとDETAILSに加えて、時系列ベースの実行とアクションのログが含まれます。

デフォルト値はALLです。

level レポートの形式。これは、各セクションの詳細のレベルを表します。使用可能な値は次のとおりです。
  • BASIC: エグゼクティブ・サマリーの非常におおまかな詳細を表します。作成されたゾーン・マップ、完全に再構築されたゾーン・マップおよび高速に再構築されたゾーン・マップの番号のみが表示されます。new zone map detailsセクションには、新しいゾーン・マップ名、作成日および元表名のみが表示されます。maintenance detailsセクションには、ゾーン・マップ名、前の状態、および現在の状態のみが表示されます。結果セクションには、オブジェクト名とブラックリスト理由のみが表示されます。action logsセクションには、ゾーン・マップの作成およびメンテナンスに関連する重要な時系列ベースのログ・メッセージのみが表示されます。
  • TYPICAL: エグゼクティブ・サマリー・セクションの完全な概要。new zone map detailsセクションには、スキーマ名、列リストおよび作成日が表示されます。zone map maintenance detailsセクションには、リフレッシュ・タイプとリフレッシュ日が表示されます。findingsセクションには、タイムスタンプおよび例外メッセージが表示されます。action logsセクションには、候補列リスト、結果情報、および作成DDLに関する情報を含む、BASICよりも包括的なログが表示されます。これはデフォルト値です。
  • ALL: 標準レベルに加えて、ゾーン・マップの作成またはメンテナンスのために各操作に使用されるDOP、各DDLの処理に要した時間およびアクション・ログ内のその他の詳細が表示されます。列のクラスタリング率の詳細、例外メッセージおよびその他の詳細を含むすべてのログ・メッセージも表示されます。

戻り値

CLOBの形式でレポートします。デフォルトのレポート形式は、TEXTです。使用可能な形式は、TEXTXMLおよびHTMLです。

使用上のノート

  • DBMS_AUTO_ZONEMAP.ACTIVITY_REPORT(): 最終実行のすべての実行履歴に関するレポートがTEXT形式で戻され、すべてのセクションが標準レベルで表示されます。
  • DBMS_AUTO_ZONEMAP.ACTIVITY_REPORT(systimestamp-2, NULL): 過去2日間のすべての実行履歴に関するレポートがTEXT形式で戻され、すべてのセクションが標準レベルで表示されます。
  • DBMS_AUTO_ZONEMAP.ACTIVITY_REPORT(NULL, systimestamp-1): 最初から昨日までのすべての実行履歴に関するレポートがTEXT形式で戻され、すべてのセクションが標準レベルで表示されます。
  • DBMS_AUTO_ZONEMAP.ACTIVITY_REPORT(NULL, NULL, 'HTML', 'DETAILS', 'BASIC'): 最終実行のレポートがHTML形式で戻され、詳細セクションのみが、各セクションの基本的な詳細のみで表示されます
  • DBMS_AUTO_ZONEMAP.ACTIVITY_REPORT(systimestamp – 2, systimestmap, 'TEXT', 'ALL','TYPICAL'): 過去48時間のレポートがテキスト形式で戻され、すべてのセクションが標準の詳細で表示されます。