42 DBMS_BLOCKER_RESOLVER
DBMS_BLOCKER_RESOLVERパッケージには、一部のブロッカ・リゾルバ構成パラメータを変更する方法が用意されています。
この章のトピックは、次のとおりです:
42.1 DBMS_BLOCKER_RESOLVERの概要
DBMS_BLOCKER_RESOLVER
パッケージには、一部のブロッカ・リゾルバ構成パラメータを変更する方法が用意されています。
ノート:
DBMS_HANG_MANAGER
パッケージは、Oracle Database 23cでは非推奨です。かわりにDBMS_BLOCKER_RESOLVER
を使用します。DBMS_HANG_MANAGER
パッケージは、セッションの問題に対処するために一部の構成パラメータおよび制約を変更する方法を提供します。このパッケージはDBMS_BLOCKER_RESOLVER
に置き換えられます。DBMS_HANG_MANAGER
は、将来のリリースで削除される可能性があります。
ブロッカ・リゾルバは、すべてのデータベース、自動ストレージ管理(ASM)ディスク・グループおよびシングル・インスタンス・システム(Oracle RACを使用しない場合)で常に有効になっています。遅延解決は、デフォルトでシングル・インスタンス・システム(Oracle RACを使用しない場合)以外のすべてのインスタンスで有効になっています。シングル・インスタンス・システムの場合は無効になっており、この時点で有効にすることはできません。
ノート:
DBMS_BLOCKER_RESOLVER
パッケージは、データベース管理者(DBA)による使用のみを対象としています。アプリケーション開発者による使用は対象としていません。
42.3 DBMS_BLOCKER_RESOLVERの定数
このトピックの表では、DBMS_BLOCKER_RESOLVER
パッケージの定数を示します。
表42-1 DBMS_BLOCKER_RESOLVER の定数
名前 | タイプ | 値 | 説明 |
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解決スコープのパラメータ名 |
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機密性のパラメータ名 |
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ベース・ファイル制限のパラメータ名。このパラメータのデフォルト値は |
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ベース・ファイル・セット・カウントのパラメータ名。デフォルト値は、循環トレース・ファイル・セット内の |
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長時間待機セッション・ファイル・サイズ制限のパラメータ名。このパラメータのデフォルト値は |
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長時間待機セッション・セット・カウントのパラメータ名。デフォルト値は、循環トレース・ファイル・セット内の |
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セッションまたはプロセス(あるいはその両方)の停止のみを可能にします。 |
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セッション、プロセスおよびインスタンスの停止を可能にします。特定のシナリオにおいては後者が使用されます。デフォルト値は |
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様々なブロッカ・リゾルバ間隔をデフォルト値に設定します。デフォルト値は |
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様々なブロッカ・リゾルバ間隔をデフォルト値の半分に設定します。 |
42.4 DBMS_BLOCKER_RESOLVERの例外
このトピックの表では、DBMS_BLOCKER_RESOLVER
パッケージで発生する例外を示します。
表42-2 DBMS_BLOCKER_RESOLVERパッケージの例外
例外 | エラー・コード | 説明 |
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無効なユーザー入力 |
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パラメータの設定中にデータベースでエラーが発生しました。 |
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操作はこのインスタンス・タイプでサポートされていません。 |