A.8 oclumon chmdiag collect

oclumon chmdiag collectコマンドを使用して、CHMDiagによって生成されたすべてのイベントまたはアクションのデータを、指定した出力ディレクトリの場所に収集します。このコマンドは主に、問題のあるウィンドウ内にあるすべてのイベントまたはアクションを収集するために、Oracle Trace File Analyzerで使用されます。

構文

oclumon chmdiag collect 
[-h] 
[--outdir OUTDIR] 
[--gzip] 
[-s S] 
[-e E] 
[--last LAST] 
[--evtids EVTIDS [EVTIDS,...]] 
[--actids ACTIDS [ACTIDS,...]] 
[--compids COMPIDS [COMPIDS,...]] 
[--inputdir INPUTDIR]
[--logdir LOGDIR]

パラメータ

表A-17 oclumon chmdiag collectコマンドのパラメータ

パラメータ 説明

--outdir OUTDIR

収集されたデータが書き込まれるディレクトリの場所を指定します。

-gzip

出力ディレクトリ・データをgzipファイルに圧縮するように指定します。

-s S

コレクションの開始タイムスタンプをYYYY-MM-DDTHH24:MI:SS-z形式で指定します。

-e E

コレクションの終了タイムスタンプをYYYY-MM-DDTHH24:MI:SS-z形式で指定します。

--last LAST

特定の期間のログを収集するように指定します。この期間は、nd|h|m|sとして指定できます。

ここで:
  • dは日数
  • hは時間数
  • mは分数
  • Sは秒数
  • nは浮動番号を指定可能

たとえば、--last 1d2h3m1sです。

--evtids EVTIDS

指定されたイベントIDのイベントのみを収集するように指定します。

--actids ACTIDS

指定したアクションIDを持つアクションのみを収集するように指定します。

--compids COMPIDS

指定したコンポーネント・セットによって生成されたすべてのイベントまたはアクションを収集するように指定します。

--inputdir INPUTDIR

chmdiagログ・ファイルを含むディレクトリの絶対パスを指定します。

--logdir LOGDIR

ディレクトリの絶対パスを指定します。これにはスクリプト実行ログが含まれます。

例A-9 oclumon chmdiag collect

oclumon chmdiag collect --outdir /outdir/path/
oclumon chmdiag collect --last 1.5h --outdir /outdir/path/