A.7 oclumon chmdiag query

oclumon chmdiag queryコマンドを使用して、様々なコンポーネントによって送信されたCHMDiagイベントまたはアクションを問い合せ、HTMLまたはテキスト・レポートを生成します。

構文

oclumon chmdiag query 
[-h] 
[-f {text,html} | --format {text,html}]
[--outdir OUTDIR] 
[--summary] 
[-s S] 
[-e E] 
[--last LAST] 
[--evtids EVTIDS [EVTIDS,...]] 
[--actids ACTIDS [ACTIDS,...]] 
[--compids COMPIDS [COMPIDS,...]]
[--inputdir INPUTDIR] 
[--logdir LOGDIR]

パラメータ

表A-16 oclumon chmdiag queryコマンドのパラメータ

パラメータ 説明

-f {text,html} | --format {text,html}

テキストまたはHTML形式でレポートを生成する場合に指定します。HTML形式でレポートが必要な場合は、--outdirを指定する必要があります。

HTMLレポートは、データの簡単なナビゲーションおよびフィルタリングをサポートする対話型のHTMLページです。イベントまたはアクションを記述する組込みヘルプもあります。

--outdir OUTDIR

問合せデータ・レポート(text/html)が書き込まれるディレクトリの場所を指定します。

--summary

問合せ結果のサマリーのみを表示するように指定します。

-s S

問合せの開始タイムスタンプをYYYY-MM-DDTHH24:MI:SS-z形式で指定します。

-e E

問合せの終了タイムスタンプをYYYY-MM-DDTHH24:MI:SS-z形式で指定します。

--last LAST

特定の期間のログを問い合せることを指定します。期間はnd|h|m|sとして指定できます。

ここで:
  • dは日数
  • hは時間数
  • mは分数
  • Sは秒数
  • nは浮動番号を指定可能

たとえば、--last 1d2h3m1sです。

--evtids EVTIDS

指定したイベントIDを持つイベントのみを照会する場合に指定します。

--actids ACTIDS

指定したアクションIDを持つアクションのみをクエリーする場合に指定します。

--compids COMPIDS

指定したコンポーネント・セットによって生成されたすべてのイベントまたはアクションを問い合せる場合に指定します。

--inputdir INPUTDIR

chmdiagログ・ファイルを含むディレクトリの絶対パスを指定します。

--logdir LOGDIR

ディレクトリの絶対パスを指定します。これにはスクリプト実行ログが含まれます。

アクション・ステータスは次のいずれかです。
  • 成功: アクションは成功のリターン・コードで完了しました。
  • 失敗: アクションが成功以外のリターン・コードを返しました
  • NotRunExceededMaxLimit: このアクションで許可される同時実行の最大数を超えたため、アクションは実行されませんでした。
  • パージ済: 処理結果はパージされました。つまり、この処理IDに設定された保存ポリシーに基づいて結果がリサイクルされました。
  • ExceededMaxRunTime: このアクションは、構成された最大実行時間内に完了していないため、アクションが強制終了されました。コマンドによって生成される出力はすべて、cmd.outファイルに取得されます。

例A-8 oclumon chmdiag query

oclumon chmdiag query -f html --outdir /outdir/path/
oclumon chmdiag query --last 1h30m
oclumon chmdiag query -s 2018-06-20T10:30:00 -e 2018-06-20T11:30:00