2 サンプル・スキーマのインストール

サンプル・スキーマを使用するには、GitHubリポジトリからインストール可能な.zipファイルをダウンロードしてください。

サンプル・スキーマのインストール

サンプル・スキーマは個別にインストールできます。

各サンプル・スキーマには、インストール・スクリプトを含む独自のスクリプト・セットが付属しています。次のステップでは、hrスキーマをインストールする方法について説明しますが、同様のステップを実行すれば、どのサンプル・スキーマでもインストールできます。

ノート:

  • shスキーマをインストールまたはアンインストールするには、SQLclを使用する必要があります。SQL*Plusを使用してshスキーマをインストールすることはできません。
  • Oracle Databaseのサンプル・スキーマをインストールすると、以前に同じ名前でインストールしたスキーマが削除されて、新しいスキーマがインストールされます。
  • スキーマのインストール・スクリプトを実行すると、そのスキーマに含まれているデータが失われるため、個人またはビジネスのデータおよびアプリケーションにはサンプル・スキーマを使用しないでください。サンプル・スキーマは、デモンストレーション目的でのみ使用してください。
  1. 最新バージョンのサンプル・スキーマのインストール・スクリプトを見つけるには、GitHubの次の場所に移動します。
    https://github.com/oracle/db-sample-schemas/releases/latest
    以前のバージョンのサンプル・スキーマは次の場所で入手できます:
    https://github.com/oracle-samples/db-sample-schemas/releases
  2. GitHubリポジトリをクローニングするか、GitHubから.zipファイルをダウンロードしてファイルを抽出します。
  3. インストールするスキーマが含まれるフォルダに移動します。この場合は、human_resourcesフォルダに移動します。

    coスキーマはcustomer_ordersフォルダにあり、shスキーマはsales_historyフォルダにあります。

  4. SQLclまたはSQL*Plusのコマンドラインから、他のユーザーを作成および削除する権限を持つ特権ユーザーとしてデータベースに接続します。たとえば、SYSTEMADMINまたはSYSDBAとして接続します。shスキーマをインストールするには、SQLclを使用する必要があります。
  5. *_install.sqlインストール・スクリプトを実行します。ここでは、hr_install.sqlを実行してhrスキーマを作成します。
    • スキーマのセキュアなパスワードを入力します。
    • スキーマのデフォルトとして使用する表領域を入力します。表領域を入力しないと、デフォルトのデータベース表領域が使用されます。

サンプル・スキーマのリセット

通常、サンプル・スキーマを初めてインストールしても、インストール済のバージョンを上書きして再インストールしても違いはありません。*_install.sqlスクリプトは、スキーマ・ユーザーとそのすべてのオブジェクトを前のインストールから削除します。

したがって、サンプル・スキーマをリセットするには、サンプル・スキーマのインストールの項で説明されているステップに従います。

サンプル・スキーマのアンインストール

サンプル・スキーマをアンインストールするには、対応する*_uninstall.SQLスクリプトをSQL*PlusまたはSQLclのコマンドラインから実行します。

shスキーマをインストールまたはアンインストールするには、SQLclを使用する必要があります。
  1. 他のユーザーを作成および削除する権限を持つ特権ユーザーとしてデータベースに接続します。
    たとえば、SYSTEMADMINまたはSYSDBAとして接続します。
  2. アンインストール・スクリプトを実行します。
    たとえば、hrスキーマをアンインストールするには、hr_uninstall.sqlスクリプトを実行します。