28 厳密認証の使用のカスタマイズ
Oracle Databaseのネイティブ・ネットワーク暗号化および厳密認証のもとで、複数の認証方法を構成できます。
- 厳密認証を使用したデータベースへの接続
パスワード認証を使用して、厳密認証を使用するように構成されたデータベースに接続できます。 - 厳密認証およびネイティブ・ネットワーク暗号化の無効化
Oracle Net Managerを使用して、厳密認証およびネイティブ・ネットワーク暗号化を無効にすることができます。 - 複数の認証方式の構成
多くのネットワークにおいて、単一のセキュリティ・サーバーで複数の認証方式が使用されています。 - 外部認証のためのOracle Databaseの構成
パラメータを使用して、ネットワーク認証を使用するようにOracle Databaseを構成できます。
親トピック: 厳密認証の管理
28.2 厳密認証およびネイティブ・ネットワーク暗号化の無効化
Oracle Net Managerを使用して、厳密認証およびネイティブ・ネットワーク暗号化を無効にすることができます。
関連トピック
親トピック: 厳密認証の使用のカスタマイズ
28.3 複数の認証方式の構成
多くのネットワークにおいて、単一のセキュリティ・サーバーで複数の認証方式が使用されています。
そのため、Oracle Databaseでは、Oracleクライアントが特定の認証方式を使用できるように、および、Oracleデータベース・サーバーが指定された任意の方式を受け入れることができるように、ネットワークを構成できます。
Oracle Net Managerを使用するか、または任意のテキスト・エディタを使用してsqlnet.ora
ファイルを変更することによって、クライアント・システムとサーバー・システムの両方で複数の認証方式を設定できます。クライアントとサーバーの両方に認証方式を追加するには、Oracle Net Managerを使用します。
ノート:
SecurID機能はRADIUSによって提供されます。RADIUSサポートはRSA ACE/Serverに組み込まれています。
関連トピック
親トピック: 厳密認証の使用のカスタマイズ
28.4 外部認証のためのOracle Databaseの構成
パラメータを使用して、ネットワーク認証を使用するようにOracle Databaseを構成できます。
- sqlnet.oraでのSQLNET.AUTHENTICATION_SERVICESパラメータの設定
SQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES
パラメータでは、使用する認証方式とバージョンを定義します。 - OS_AUTHENT_PREFIXのNull値への設定
OS_AUTHENT_PREFIX
パラメータでは、Oracle Databaseがサーバーに接続しようとするユーザーの認証に使用する接頭辞を指定します。
親トピック: 厳密認証の使用のカスタマイズ
28.4.1 sqlnet.oraでのSQLNET.AUTHENTICATION_SERVICESパラメータの設定
SQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES
パラメータでは、使用する認証方式とバージョンを定義します。
sqlnet.ora
ファイルでSQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES
パラメータを設定する必要があります。
関連トピック
親トピック: 外部認証のためのOracle Databaseの構成
28.4.2 OS_AUTHENT_PREFIXのNull値への設定
OS_AUTHENT_PREFIX
パラメータでは、Oracle Databaseがサーバーに接続しようとするユーザーの認証に使用する接頭辞を指定します。
OS_AUTHENT_PREFIX
パラメータをnull値に設定することを強くお薦めします。
親トピック: 外部認証のためのOracle Databaseの構成