4.2 ゲートウェイによるOracleストアド・プロシージャの使用
ゲートウェイのストアド・プロシージャ・サポートは、Oracleストアド・プロシージャの拡張機能です。
Oracleストアド・プロシージャは、特定のタスクを実行するためにSQLのセットとその他のPL/SQLプログラミング言語の文を論理的にグループ化したスキーマ・オブジェクトです。 Oracleストアド・プロシージャは、継続使用を目的としてデータベースに格納されます。 アプリケーションでは、標準のOracle PL/SQLを使用してストアド・プロシージャをコールします。
Oracleストアド・プロシージャは、Oracle Databaseのローカル・インスタンスおよびリモート・インスタンスに配置できます。 図4-1は、2つのストアド・プロシージャを示しています: oraproc1
は、ORA1
Oracleインスタンスに格納されているプロシージャで、 oraproc2
は、ORA2
Oracleインスタンスに格納されているプロシージャです。
図4-1 分散Oracle環境でのOracleストアド・プロシージャのコール

図4-1 分散Oracle環境でのOracleストアド・プロシージャのコール」の説明
アプリケーションで場所の透過性を維持するために、次のようにシノニムを作成できます。
CREATE SYNONYM oraproc2 FOR oraproc2@ora2;
このシノニムを作成すると、アプリケーションでは、リモートOracleインスタンスのストアド・プロシージャをコールするためにデータベース・リンク指定を使用する必要がなくなります。
「図4-1」では、oraproc1
の2番目の文を使用して、ORA2
インスタンスの表にアクセスします。 同様に、Oracleストアド・プロシージャを使用して、ゲートウェイを介してDB2表にアクセスできます。
親トピック: アプリケーションの開発