2.26 LIST
目的
LIST
コマンドを使用すると、RMANリポジトリに記録されているバックアップおよびその他のオブジェクトに関する情報を表示できます。
関連項目:
リストとレポートの作成方法を学習するには、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』および「REPORT
」を参照してください。
前提条件
LIST
は、RMANプロンプトでのみ実行できます。次のいずれかの条件が満たされている必要があります。
-
RMANがターゲット・データベースに接続されている必要があります。RMANがリカバリ・カタログに接続されていない場合、ターゲット・データベースをマウントまたはオープンする必要があります。RMANがリカバリ・カタログに接続されている場合は、ターゲット・データベース・インスタンスが起動されている必要があります。
-
RMANはリカバリ・カタログに接続され、
SET
DBID
が実行されている必要があります。
プリプラグイン・バックアップをリストするには、SYSDBA
またはSYSBACKUP
権限を持つ共通ユーザーとしてrootに接続する必要があります。
使用上のノート
LIST
コマンドは、CROSSCHECK
およびDELETE
コマンドの実行対象のバックアップおよびコピーを表示します。
Data Guard環境でのRMANのバックアップ処理方法については、「Data Guard環境でのRMANのバックアップ」を参照してください。通常、RMANでは、環境内の1つのデータベース上で作成されたテープ・バックアップはその環境のすべてのデータベースにアクセス可能であるとみなされますが、ディスク・バックアップは作成元のデータベースのみにアクセス可能であるとみなされます。Data Guard環境では、LIST
を実行すると、接続されているターゲット・データベースにアクセス可能なファイルが表示されます。
LIST
の出力は、標準出力またはメッセージ・ログのいずれかに対して行われます。同時に両方に出力されることありません。
構文
(listObjectSpec::=、recordSpec::=、maintQualifier::=、forDbUniqueNameOption::=、untilClause::=)
(completedTimeSpec::=、deviceSpecifier::=)
(listObjList::=、listBackupOption::=、archivelogRecordSpecifier::=、foreignlogRecordSpecifier::=)
セマンティクス
list
構文要素 | 説明 |
---|---|
|
リカバリ・カタログに登録されている1つ以上のデータベースの RMANは、リカバリ・カタログに接続している必要があります。また、RMANが、マウントされているかオープンされているターゲット・データベースに接続しているか、または 関連項目: 出力の説明については、表2-26を参照してください。 |
|
RMANリポジトリに登録されているすべてのデータベースの |
OF DATABASE database_name |
指定された |
|
リポジトリ内で
|
|
プリプラグイン・バックアップをリストします。 |
リストする期限切れオブジェクトのタイプを指定します。 関連項目: 「 |
|
リストの範囲を制限します。 関連項目: 「 削除されたPDBのバックアップを表示するには、 |
|
リストする期限切れオブジェクトを指定します。 関連項目: 「 |
|
Data Guard環境の指定した データベースは RMANは、リカバリ・カタログに接続している必要があります。また、RMANは、マウント済またはオープン状態のターゲット・データベースに接続しているか、 関連項目: この句のオプションについては、「 |
|
|
データベースのインカネーションに関する情報を表示します。
関連項目: |
OF DATABASE database_name |
データベースの名前を指定します。 |
OF PLUGGABLE DATABASE pluggable_database_name |
PDBの名前を指定します。指定したPDBのすべてのインカネーションに関する情報が表示されます。 |
リストする期限切れオブジェクトのタイプを指定します。 関連項目: |
|
リストの範囲を制限します。 関連項目: |
|
表示するリストを、リポジトリ内のステータスが 関連項目: 「 |
|
リストするオブジェクトを指定します。 関連項目: |
|
終了時刻、SCNまたはログ順序番号を指定します。 関連項目: 「 |
|
|
RMANリポジトリで認識されているリストア・ポイントを表示します。 関連項目: |
|
指定されたリストア・ポイントを表示します。 |
|
RMANリポジトリで認識されているすべてのリストア・ポイントを表示します。 |
Data Guard環境の指定した データベースは RMANは、リカバリ・カタログに接続している必要があります。また、RMANでは、マウントされているかオープンされているターゲット・データベースに接続していることも必要です。 関連項目: この句のオプションについては、「 |
|
|
RMANでは、接続されているリカバリ・カタログのすべてのデータベースに定義されているすべてのグローバル・スクリプトおよびローカル・スクリプトが、コメントとともにリストされます。 リカバリ・カタログに接続している必要がありますが、ターゲット・データベースに接続している必要はありません。 |
|
RMANでは、接続されているリカバリ・カタログで定義されているグローバル・スクリプトのみが、コメントとともにリストされます。 リカバリ・カタログに接続している必要がありますが、ターゲット・データベースに接続している必要はありません。 |
|
現在のターゲット・データベースで実行できるローカル・スクリプトおよびグローバル・スクリプトがリストされます。 この形式でコマンドを使用するには、ターゲット・データベースとリカバリ・カタログに接続している必要があります。 |
|
すべてのリカバリ・カタログ・スキーマ接続をリストします。
カタログ・スキーマ接続の管理方法の詳細は、バックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイドを参照してください。 |
|
リカバリ・カタログのアップグレードの進行をブロックしているすべてのカタログ・スキーマ接続をリストします。
ブロックしている接続とは、 したがって、 関連項目: SET 関連項目: TERMINATE 関連項目: UPGRADE CATALOG RMANメンテナンス・モードを使用してカタログ・スキーマ接続を管理する方法の詳細は、バックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイドを参照してください。 |
|
リカバリ・カタログのアップグレードの完了を待機しているすべてのリカバリ・カタログ・スキーマ接続をリストします。
Oracle Database 23c以降では、 関連項目: SET 関連項目: TERMINATE 関連項目: UPGRADE CATALOG RMANメンテナンス・モードを使用してカタログ・スキーマ接続を管理する方法の詳細は、バックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイドを参照してください。 |
listObjectSpec
この副次句は、リストするオブジェクトのタイプを指定します。
構文要素 | 説明 |
---|---|
|
バックアップ・セット(バックアップ・ピースの詳細も含む)およびプロキシ・コピーに関する情報を表示します。 関連項目: |
|
操作するオブジェクトのリストを ノート: 関連項目: 「 |
バックアップのサマリーまたは詳細情報をリストするかどうかを指定します。 |
|
アーカイブREDOログ・ファイルの範囲情報を表示します。 |
|
|
データファイルのコピー、アーカイブREDOログ・ファイルおよびアーカイブREDOログ・ファイルのイメージ・コピーに関する情報のみを表示します。デフォルトでは、 |
|
操作するオブジェクトのリストを 関連項目: |
外部アーカイブREDOログ・ファイルの範囲情報を表示します。 |
recoverableClause
この副次句は、リカバリ可能なバックアップを指定します。
構文要素 | 説明 |
---|---|
|
表示するリストを、リポジトリ内のステータスが |
TO RESTORE POINT restore_point_name |
リストア・ポイントを作成した時点のSCNを上限として、リストア・ポイントを指定します。指定した値は含まれます。上限値が含まれるため、RMANは、リストア・ポイントに対応するSCNまでリカバリできるファイルのみをリストします。 |
終了時刻、SCNまたはログ順序番号を指定します。 関連項目: |
listBackupOption
バックアップのサマリーを出力するか、特定のデータファイルのバックアップをリストするかを指定します。
LISTコマンドの出力
出力で表示される情報については、次の表を参照してください。
表2-8 バックアップ・セットのリスト(データファイルのバックアップ・セットの場合)
列 | 内容 |
---|---|
|
このバックアップ・セットを識別する一意のキー。 RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、 |
|
バックアップのタイプ ノート: データファイルのバックアップ・セットにのみ含まれる列。 |
|
バックアップのレベル。非増分の場合は ノート: データファイルのバックアップ・セットにのみ含まれる列。 |
|
バックアップのサイズ(バイト)。 ノート: データファイルのバックアップ・セットにのみ含まれる列。 |
|
バックアップが行われたデバイスのタイプ( |
|
バックアップの期間。 |
|
バックアップ・セットを取った日付と時刻。このフィールドの書式は、 |
|
表2-10を参照してください |
表2-9 バックアップ・ピースのリスト(ピースが1つのみのセットの場合)
列 | 内容 |
---|---|
|
リカバリ・カタログまたはターゲット・データベース制御ファイルにあるバックアップ・ピースの一意の識別子。 RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、 ノート: リカバリ・カタログおよび制御ファイルにある |
|
バックアップ・ピースの状態。 |
|
バックアップ・ピースが圧縮されているかどうか( |
|
バックアップ・セットに適用されるタグ。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されます。 |
|
バックアップ・ピースのファイル名またはハンドル。バックアップ・ピースがSBTにある場合は、メディアIDが名前とともに表示されます。 |
|
サーバー・パラメータ・ファイルがバックアップに含まれます。 |
|
制御ファイルがバックアップに含まれます。 ノート: この行は、現行の制御ファイルがバックアップに含まれる場合にのみ表示されます。 |
|
バックアップ制御ファイルのチェックポイントSCN。指定したSCNより前にREDOレコードに記録されたデータベース変更はすべて、制御ファイルに反映されます。 ノート: この行は、現行の制御ファイルがバックアップに含まれる場合にのみ表示されます。 |
|
バックアップ制御ファイルのチェックポイントの時刻。指定した時刻より前にREDOレコードに記録されたデータベース変更はすべて、制御ファイルに反映されます。 ノート: この行は、現行の制御ファイルがバックアップに含まれる場合にのみ表示されます。 |
表2-10 バックアップ・セット内のデータファイルのリスト
列 | 内容 |
---|---|
|
バックアップされたファイルの数。 |
|
バックアップのレベル。非増分の場合は |
|
バックアップのタイプ |
|
データファイルをバックアップした時点のデータファイルのチェックポイント。このSCNより前のデータベース変更はすべて、ファイルに書き込まれ、指定したSCN以降の変更はファイルに書き込まれていません。 |
|
データファイルをバックアップした時点のデータファイルのチェックポイント。この時刻より前のデータベース変更はすべて、ファイルに書き込まれ、指定した時刻以降の変更はファイルに書き込まれていません。 |
|
このバックアップ・セットからリストアされており、 関連項目: |
表2-11 バックアップ・セット内のアーカイブ・ログのリスト
列 | 内容 |
---|---|
|
REDOログのスレッド番号。 |
|
アーカイブ・ログのログ順序番号。 |
|
アーカイブ・ログ内の最小SCN。 |
|
データベースが、この順序番号を持つREDOログに切り替わった時刻。 |
|
次のアーカイブ・ログ順序の下位SCN。 |
|
次のアーカイブ・ログ順序の下位の時刻。 |
表2-12 バックアップ・セット ... のバックアップ・セット・コピー ... (複数ピースの場合のみ)
列 | 内容 |
---|---|
|
バックアップが行われたデバイスのタイプ( |
|
バックアップの期間。 |
|
バックアップ・セットを取った日付と時刻。このフィールドの書式は、 |
|
バックアップ・セットに適用されるタグ。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されます。 |
表2-13 バックアップ・セット ... のコピー ... のバックアップ・ピースのリスト(複数ピースの場合)
列 | 内容 |
---|---|
|
リカバリ・カタログまたはターゲット・データベース制御ファイルにあるバックアップ・ピースの一意の識別子。 RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、 ノート: リカバリ・カタログおよび制御ファイルにある |
|
バックアップ・セット内のバックアップ・ピースの数。 |
|
バックアップ・ピースの状態。 |
|
バックアップ・ピースのファイル名またはハンドル。バックアップ・ピースがSBTに格納されている場合は、メディアIDも表示されます。 |
表2-14 プロキシ・コピーのリスト
列 | 内容 |
---|---|
|
このプロキシ・コピーを識別する一意のキー。 RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、 |
|
コピーされたデータファイルの絶対ファイル番号。 |
|
プロキシ・コピーの状態。 |
|
バックアップ・セットを取った日付と時刻。このフィールドの書式は、 |
|
プロキシ・コピー制御ファイルのチェックポイントSCN。指定したSCNより前にREDOレコードに記録されたデータベース変更はすべて、制御ファイルに反映されます。 |
|
プロキシ・コピー制御ファイルのチェックポイント時刻。指定した時刻より前にREDOレコードに記録されたデータベース変更はすべて、制御ファイルに反映されます。 |
|
このバックアップ・セットからリストアされており、 関連項目: 「 |
|
このプロキシ・コピー用のメディア・マネージャのハンドル。オブジェクトがsbtにある場合は、メディアIDも表示されます。 |
|
プロキシ・コピーに適用されるタグ。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されます。 |
表2-15 バックアップ・セットのリスト(LIST BACKUP ... SUMMARY)
列 | 内容 |
---|---|
|
このバックアップ・セットを識別する一意のキー。 RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、 |
|
バックアップのタイプ。バックアップ・セット( |
|
増分バックアップの場合は、増分バックアップのレベル( データファイルの全体バックアップを含むバックアップ・セットの場合は アーカイブREDOログ・ファイルを含むバックアップ・セットの場合は |
|
バックアップの状態。 |
|
バックアップが行われたデバイスのタイプ( |
|
バックアップ・セットを取った日付と時刻。このフィールドの書式は、 |
|
バックアップ・セット内のバックアップ・ピースの数。 |
|
セット内のバックアップ・ピースごとに作成されたコピー数。多重化が実行されていない場合、この数値は |
|
バックアップ・セットがRMANにより圧縮された場合は |
|
バックアップ・セットに適用されるタグ。アスタリスク(*)は、バックアップ・ピースのタグが同じバックアップ・セット内で異なることを示します。この状態は、 |
表2-16 バックアップ・ピースのリスト(LIST BACKUPPIECE ...)
列 | 内容 |
---|---|
|
リカバリ・カタログまたはターゲット・データベース制御ファイルにあるバックアップ・ピースの一意の識別子。 RMANがカタログに接続している場合、 ノート: リカバリ・カタログおよび制御ファイルにある |
|
このバックアップ・セットを識別する一意のキー。 RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、 |
|
バックアップ・セット内のバックアップ・ピースの数。 |
|
バックアップ・セット内のこのバックアップ・ピースのコピー数。多重化が実行されていない場合、この数値は |
|
バックアップ・ピースの状態。 |
|
バックアップが行われたデバイスのタイプ( |
|
バックアップ・ピースのファイル名またはハンドル。ピースがSBTに格納されている場合は、ハンドルおよびメディアIDが表示されます。 |
表2-17 データファイル・バックアップのリスト(LIST BACKUP ... BY FILE)
列 | 内容 |
---|---|
|
絶対データファイル番号。 |
|
このバックアップ・セットを識別する一意のキー。 RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、 |
|
バックアップのタイプ。バックアップ・セット( |
|
バックアップ・レベル。非増分の場合は |
|
バックアップの状態。 |
|
データファイルをバックアップした時点のデータファイルのチェックポイント。このSCNより前のデータベース変更はすべて、ファイルに書き込まれます。指定したSCN以降の変更はファイルに書き込まれません。 |
|
データファイルをバックアップした時点のデータファイルのチェックポイント。時刻より前のデータベース変更はすべて、ファイルに書き込まれます。指定した時刻以降の変更はファイルに書き込まれません。 |
|
バックアップ・セット内のバックアップ・ピースの数。 |
|
セット内のバックアップ・ピースごとに作成されたコピー数。多重化が実行されていない場合、この数値は |
|
バックアップがRMANにより圧縮された場合は |
|
バックアップ・セットに適用されるタグ。アスタリスク(*)は、バックアップ・ピースのタグが同じバックアップ・セット内で異なることを示します。この状態は、 |
表2-18 アーカイブ・ログ・バックアップのリスト(LIST BACKUP ... BY FILE)
列 | 内容 |
---|---|
|
REDOログのスレッド番号。 |
|
アーカイブ・ログのログ順序番号。 |
|
アーカイブ・ログ内の最小SCN。 |
|
データベースが、この順序番号を持つREDOログに切り替わった時刻。 |
|
このバックアップ・セットを識別する一意のキー。 RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、 |
|
バックアップの状態。 |
|
バックアップ・セット内のバックアップ・ピースの数。 |
|
セット内のバックアップ・ピースごとに作成されたコピー数。多重化が実行されていない場合、この数値は |
|
バックアップがRMANにより圧縮された場合は |
|
バックアップ・セットに適用されるタグ。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されます。 |
表2-19 制御ファイル・バックアップのリスト(LIST BACKUP ... BY FILE)
列 | 内容 |
---|---|
|
制御ファイルのチェックポイントSCN。 |
|
アーカイブ・ログのログ順序番号。 |
|
このバックアップ・セットを識別する一意のキー。 RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、 |
|
バックアップの状態。 |
|
バックアップ・セット内のバックアップ・ピースの数。 |
|
セット内のバックアップ・ピースごとに作成されたコピー数。多重化が実行されていない場合、この数値は |
|
バックアップがRMANにより圧縮された場合は |
|
バックアップ・セットに適用されるタグ。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されます。 |
表2-20 データファイルのコピーのリスト
列 | 内容 |
---|---|
|
データファイルのコピーを指す一意の識別子。 RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、 ノート: リカバリ・カタログおよび制御ファイルにある |
|
コピー元のデータファイルのファイル番号。 |
|
コピーの状態。 |
|
コピーを取った日付と時刻。このフィールドの書式は、 |
|
このデータファイルのコピーを取った時点のデータファイルのチェックポイント。このSCNより前のデータベース変更はすべて、このデータファイルに書き込まれます。 |
|
このデータファイルのコピーを取った時点のデータファイルのチェックポイント。この時刻より前のデータベース変更はすべて、このデータファイルに書き込まれます。 |
|
データファイルのコピーのファイル名。 |
|
データファイルのコピーに適用されたタグ。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されます。 |
表2-21 制御ファイルのコピーのリスト
列 | 内容 |
---|---|
|
制御ファイルのコピーを指す一意の識別子。 RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、 ノート: リカバリ・カタログおよび制御ファイルにある |
|
コピーの状態。 |
|
コピーを取った日付と時刻。このフィールドの書式は、 |
|
この制御ファイルのコピーを取った時点の制御ファイルのチェックポイント。 |
|
この制御ファイルのコピーを取った時点の制御ファイルのチェックポイント。 |
|
制御ファイルのコピーのファイル名。 |
|
制御ファイル・コピーに適用されるタグ。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されます。 |
表2-22 アーカイブ・ログ・コピーのリスト
列 | 内容 |
---|---|
|
アーカイブREDOログ・コピーの一意の識別子。 RMANがリカバリ・カタログに接続している場合、 ノート: リカバリ・カタログおよび制御ファイルにある |
|
REDOログのスレッド番号。 |
|
ログ順序番号。 |
|
コピーの状態。 |
|
データベースが、この順序番号を持つREDOログに切り替わった時刻。 |
|
アーカイブREDOログ・コピーのファイル名。 |
表2-23 データベースのインカネーションのリスト
列 | 内容 |
---|---|
|
|
|
|
|
|
|
データベース作成時にデータベースが自動的に生成するデータベース識別番号。 |
|
現行インカネーションの場合は |
|
インカネーションが作成されたときのSCN。 |
|
インカネーションが作成された時刻。 |
表2-24 リカバリ・カタログのストアド・スクリプトのリスト(LIST SCRIPT NAMES)
列 | 内容 |
---|---|
|
ストアド・スクリプトの名前。 |
|
スクリプトの作成時に指定したコメント。 |
表2-25 リストア・ポイントのリスト(LIST RESTORE POINT)
列 | 内容 |
---|---|
|
リストア・ポイントのSCN。 |
|
|
|
保証付きリストア・ポイントの場合は |
|
リストア・ポイントが作成された時刻。 |
|
リストア・ポイントの名前。 |
表2-26 データベースのリスト(LIST DB_UNIQUE_NAME)
列 | 内容 |
---|---|
|
|
|
データベースの |
|
|
|
データベースがプライマリ・データベースである場合は |
|
データベースの |
例
例2-108 バックアップのリスト
この例では、すべてのバックアップをリストします。出力には、ディスク上の2つのバックアップ・セット、つまりデータファイルを含むものと自動バックアップを含むものが表示されます。また、アーカイブREDOログ・ファイルを含む1つのSBTバックアップも表示されます。
RMAN> LIST BACKUP;
List of Backup Sets =================== BS Key Type LV Size Device Type Elapsed Time Completion Time ------- ---- -- ---------- ----------- ------------ --------------- 200 Full 509.78M DISK 00:01:03 15-FEB-13 BP Key: 202 Status: AVAILABLE Compressed: NO Tag: TAG20130215T171219 Piece Name: /disk2/PROD/backupset/2013_02_15/o1_mf_nnndf_TAG20130215T171219_2xb17nbb_.bkp List of Datafiles in backup set 200 File LV Type Ckp SCN Ckp Time Name ---- -- ---- ---------- --------- ---- 1 Full 421946 15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/system01.dbf 2 Full 421946 15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/sysaux01.dbf 3 Full 421946 15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/undotbs01.dbf 4 Full 421946 15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/cwmlite01.dbf 5 Full 421946 15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/drsys01.dbf 6 Full 421946 15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/example01.dbf 7 Full 421946 15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/indx01.dbf 8 Full 421946 15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/tools01.dbf 9 Full 421946 15-FEB-13 /disk1/oradata/prod/users01.dbf BS Key Type LV Size Device Type Elapsed Time Completion Time ------- ---- -- ---------- ----------- ------------ --------------- 201 Full 7.98M DISK 00:00:03 15-FEB-13 BP Key: 203 Status: AVAILABLE Compressed: NO Tag: TAG20130215T171219 Piece Name: /disk2/PROD/backupset/2013_02_15/o1_mf_ncsnf_TAG20130215T171219_2xb19prg_.bkp SPFILE Included: Modification time: 15-FEB-13 SPFILE db_unique_name: PROD Control File Included: Ckp SCN: 421968 Ckp time: 15-FEB-13 BS Key Size Device Type Elapsed Time Completion Time ------- ---------- ----------- ------------ --------------- 227 30.50M SBT_TAPE 00:00:11 15-FEB-13 BP Key: 230 Status: AVAILABLE Compressed: NO Tag: TAG20130215T171334 Handle: 0bia4rtv_1_1 Media: List of Archived Logs in backup set 227 Thrd Seq Low SCN Low Time Next SCN Next Time ---- ------- ---------- --------- ---------- --------- 1 5 389156 15-FEB-13 411006 15-FEB-13 1 6 411006 15-FEB-13 412972 15-FEB-13 1 7 412972 15-FEB-13 417086 15-FEB-13 1 8 417086 15-FEB-13 417114 15-FEB-13 1 9 417114 15-FEB-13 417853 15-FEB-13 1 10 417853 15-FEB-13 421698 15-FEB-13 1 11 421698 15-FEB-13 421988 15-FEB-13
例2-109 バックアップのサマリー・リストの表示
この例では、例2-108でリストされているRMANのバックアップのサマリーを表示します。
RMAN> LIST BACKUP SUMMARY; List of Backups =============== Key TY LV S Device Type Completion Time #Pieces #Copies Compressed Tag ------- -- -- - ----------- --------------- ------- ------- ---------- --- 200 B F A DISK 15-FEB-13 1 1 NO TAG20130215T171219 201 B F A DISK 15-FEB-13 1 1 NO TAG20130215T171219 227 B A A SBT_TAPE 15-FEB-13 1 1 NO TAG20130215T171334
例2-110 ファイルによるバックアップのリスト
この例では、すべてのバックアップをファイル別にグループ化します。データファイルのバックアップのタグ列は、1つのバックアップ・セットにタグの異なるバックアップ・ピースが含まれていることを示しています。アーカイブ・ログ・バックアップのステータス列は、バックアップ・セットが使用できないことを示しています。
RMAN> LIST BACKUP BY FILE;
List of Datafile Backups ======================== File Key TY LV S Ckp SCN Ckp Time #Pieces #Copies Compressed Tag ---- ------- - -- - ---------- --------- ------- ------- ---------- --- 1 329 B F A 454959 16-FEB-13 1 1 NO DF1 2 349 B F A 454997 16-FEB-13 1 1 NO DF2 3 527 B F A 455218 16-FEB-13 1 1 NO FRI_BKP 368 B F A 455022 16-FEB-13 1 1 NO DF3 4 387 B F X 455042 16-FEB-13 1 1 NO DF4 5 407 B F A 455063 16-FEB-13 1 1 NO DF5 6 428 B F A 455083 16-FEB-13 1 2 NO * 7 450 B F X 455103 16-FEB-13 1 1 NO DF7 8 473 B F A 455123 16-FEB-13 1 1 NO DF8 9 497 B F A 455143 16-FEB-13 1 1 NO DF9 List of Archived Log Backups ============================ Thrd Seq Low SCN Low Time BS Key S #Pieces #Copies Compressed Tag ---- ------- ---------- --------- ------- - ------- ------- ---------- --- 1 5 389156 15-FEB-13 227 U 1 1 NO TAG20130215T171334 1 6 411006 15-FEB-13 227 U 1 1 NO TAG20130215T171334 1 7 412972 15-FEB-13 227 U 1 1 NO TAG20130215T171334 1 8 417086 15-FEB-13 227 U 1 1 NO TAG20130215T171334 1 9 417114 15-FEB-13 227 U 1 1 NO TAG20130215T171334 1 10 417853 15-FEB-13 227 U 1 1 NO TAG20130215T171334 1 11 421698 15-FEB-13 227 U 1 1 NO TAG20130215T171334 List of Control File Backups ============================ CF Ckp SCN Ckp Time BS Key S #Pieces #Copies Compressed Tag ---------- --------- ------- - ------- ------- ---------- --- 454974 16-FEB-13 330 A 1 1 NO DF1 421968 15-FEB-13 201 A 1 1 NO TAG20130215T171219 List of SPFILE Backups ====================== Modification Time BS Key S #Pieces #Copies Compressed Tag ----------------- ------- - ------- ------- ---------- --- 15-FEB-13 330 A 1 1 NO DF1 15-FEB-13 201 A 1 1 NO TAG20130215T171219
例2-111 イメージ・コピーのリスト
次の例では、RMANで認識されるすべてのデータファイル、制御ファイルおよびアーカイブREDOログのコピーのリストを表示します。
RMAN> LIST COPY;
List of Datafile Copies ======================= Key File S Completion Time Ckp SCN Ckp Time ------- ---- - --------------- ---------- --------------- 618 1 A 16-FEB-13 461057 16-FEB-13 Name: /disk2/PROD/datafile/o1_mf_system_2xdbrg13_.dbf Tag: TAG20130216T140706 631 2 A 16-FEB-13 461163 16-FEB-13 Name: /disk2/PROD/datafile/o1_mf_sysaux_2xdbzybx_.dbf Tag: TAG20130216T141109 List of Control File Copies =========================== Key S Completion Time Ckp SCN Ckp Time ------- - --------------- ---------- --------------- 619 A 16-FEB-13 461133 16-FEB-13 Name: /disk2/PROD/controlfile/o1_mf_TAG20130216T140706_2xdbz5tb_.ctl Tag: TAG20130216T140706 594 A 16-FEB-13 460650 16-FEB-13 Name: /disk2/PROD/controlfile/o1_mf_TAG20130216T135954_2xdbbz99_.ctl Tag: TAG20130216T135954 List of Archived Log Copies for database with db_unique_name PROD ===================================================================== Key Thrd Seq S Low Time ------- ---- ------- - --------- 105 1 5 A 15-FEB-13 Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_5_614616887.dbf 122 1 6 A 15-FEB-13 Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_6_614616887.dbf 123 1 7 A 15-FEB-13 Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_7_614616887.dbf 124 1 8 A 15-FEB-13 Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_8_614616887.dbf 125 1 9 A 15-FEB-13 Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_9_614616887.dbf 185 1 10 A 15-FEB-13 Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_10_614616887.dbf 221 1 11 A 15-FEB-13 Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_11_614616887.dbf 262 1 12 A 15-FEB-13 Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_12_614616887.dbf 263 1 13 A 15-FEB-13 Name: /disk1/oradata/prod/arch/archive1_13_614616887.dbf
例2-112 データベース・インカネーションのリスト
この例では、リカバリ・カタログに記録されているすべてのデータベース・インカネーションをリストします。
RMAN> LIST INCARNATION; List of Database Incarnations DB Key Inc Key DB Name DB ID STATUS Reset SCN Reset Time ------- ------- -------- ---------------- --- ---------- ---------- 78 94 PROD 1619073740 PARENT 1 14-FEB-13 78 79 PROD 1619073740 CURRENT 388003 15-FEB-13
例2-113 PDBインカネーションに関する情報のリスト
この例では、PDB my_pdb
のすべてのインカネーションに関する詳細をリストします。
LIST INCARNATION OF PLUGGABLE DATABASE my_pdb;
例2-114 RMANメンテナンス・モードを使用したカタログ・スキーマ接続のリスト
この例では、RMANをリカバリ・カタログに接続し、UPGRADE CATALOG
コマンドを発行していることを前提としています。
SET CATALOG MAINTENANCE ON
コマンドを実行して、RMANメンテナンス・モードを有効にします。次に、CONNECT CATALOG
コマンドを実行して、ユーザーrco
(カタログ・スキーマ所有者)としてリカバリ・カタログに接続します。
次に、LIST CONNECTED USERS
コマンドおよびLIST BLOCKING CONNECTED USERS
コマンドを実行して、カタログ接続を監視します。
出力は、RMANがメンテナンス・モードでリカバリ・カタログに接続されていることを示しています。出力には、すべてのカタログ・スキーマ接続と、リカバリ・カタログのアップグレードの進行をブロックしているカタログ・スキーマ接続のリストが表示されます。
RMAN> SET CATALOG MAINTENANCE ON;
CONNECT CATALOG rco@catdb
LIST CONNECTED USERS;
LIST BLOCKING CONNECTED USERS;
RMAN-03023: executing command: SET catalog maintenance ON
RMAN-06008: connected to recovery catalog database
RMAN-07558: Following sessions are connected to catalog schema
RMAN-07559: =============================================
RMAN-07560: Logon_time SID Serial User
RMAN-07559: =============================================
RMAN-07561: 2023-08-01 10:36:46 191 47432 RMAN
RMAN-07561: 2023-08-01 10:36:53 190 48427 RMAN3
RMAN-07559: =============================================
RMAN-07556: Following sessions are blocking the catalog schema upgrade
RMAN-07559: =============================================
RMAN-07560: Logon_time SID Serial User
RMAN-07559: =============================================
RMAN-07561: 2023-08-01 10:36:46 191 47432 RMAN
RMAN-07561: 2023-08-01 10:36:53 190 48427 RMAN3
RMAN-07559: =============================================