2.20 ASM_DISKSTRING
ASM_DISKSTRING
には、検出対象のディスク・セットを制限するためにOracle ASMが使用するオペレーティング・システム依存の値を指定します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
デフォルト値 |
NULL文字列。自動ストレージ管理検出により、自動ストレージ管理インスタンスが読取り/書込み権限を持つオペレーティング・システム固有の位置にあるすべてのディスクが検出される。 |
変更可能 |
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PDBで変更可能 |
はい |
基本 |
いいえ |
Oracle RAC |
複数インスタンスには、異なる値を指定可能。異なるノードが1つのディスクを異なる名前で検出する場合がある。ただし、各インスタンスはその |
ノート:
このパラメータは、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)インスタンスでのみ指定できます。
新しいディスクがディスク・グループに追加されると、そのディスク・グループがマウントされた各Oracle ASMインスタンスは、ASM_DISKSTRING
の値を使用して新しいディスクを検出できる必要があります。
ほとんどの場合、デフォルト値で十分です。これより制限的な値を使用すると、Oracle ASMが検出の実行に要する時間を短縮し、ディスク・グループのマウント時間や、ディスク・グループへのディスクの追加時間を短縮できます。文字列の先頭の?は、Oracleホーム・ディレクトリに展開できます。オペレーティング・システムによっては、ワイルドカード文字を使用できます。新しいディスクが検出されるように、ディスクを追加する前にASM_DISKSTRING
の動的な変更が必要になる場合があります。
新しい値が、マウント済のディスク・グループに含まれるディスクの検出に使用できない場合は、ASM_DISKSTRING
の動的な変更が拒否され、古い値が保持されます。
関連項目:
このパラメータの使用方法および使用例は、『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』を参照してください。