2.33 BACKGROUND_DUMP_DEST
BACKGROUND_DUMP_DEST
には、Oracleの操作中に、バックグラウンド・プロセス(LGWR、DBWnなど)のデバッグ・トレース・ファイルが書き込まれる(ディレクトリまたはディスクの)パス名を指定します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
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デフォルト値 |
オペレーティング・システムによって異なる。 |
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
いいえ |
値の範囲 |
有効なローカル・パス、ディレクトリまたはディスク |
基本 |
いいえ |
ノート:
BACKGROUND_DUMP_DEST
パラメータは、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.1)では非推奨です。
BACKGROUND_DUMP_DEST
で指定したディレクトリのアラート・ログには、重要なデータベース・イベントおよびメッセージが記録されます。データベースのインスタンスまたはグローバル・データベースに影響するすべての処理は、このファイルに記録されます。アラート・ログは通常のテキスト・ファイルです。ファイル名はオペレーティング・システムによって異なります。複数インスタンスをサポートするプラットフォームの場合、そのファイル名はalert_
sid
.log
という構成になります(sidはシステム識別子)。このファイルの拡張速度は速くありませんが、サイズは無限に拡張するため、定期的にファイルを削除する必要がある場合もあります。このファイルは、データベースの実行中でも削除できます。
ノート:
このパラメータは、Oracle Database 11gリリース1 (11.1)に導入された診断機能インフラストラクチャによって無視されます。この診断機能インフラストラクチャでは、DIAGNOSTIC_DEST
初期化パラメータによって制御される場所にトレース・ファイルおよびコア・ファイルが配置されます。
関連項目:
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DIAGNOSTIC_DEST初期化パラメータの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
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サーバー・プロセス・トレース・ファイルの接続先設定の詳細は、「USER_DUMP_DEST」を参照してください。