2.48 COMMIT_POINT_STRENGTH
COMMIT_POINT_STRENGTH
には、分散トランザクション内のコミット・ポイント・サイトを決定する値を指定します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
整数 |
デフォルト値 |
|
変更可能 |
いいえ |
PDBで変更可能 |
はい |
値の範囲 |
|
基本 |
いいえ |
ノート:
このパラメータは、分散データベース・システムのみに関連しています。
COMMIT_POINT_STRENGTH
について最大の値を持つトランザクションのノードが、コミット・ポイント・サイトになります。
データベースのコミット・ポイント・サイトは、データベース内の重要な共有データの量を反映します。たとえば、メインフレーム・コンピュータ上のデータベースは、通常、パーソナル・コンピュータ上のデータベースより多くのデータをユーザー間で共有します。したがって、メインフレーム・コンピュータの場合、COMMIT_POINT_STRENGTH
を比較的高い値に設定する必要があります。
コミット・ポイント・サイトには、トランザクションの状態についての情報が格納されています。分散トランザクションのその他のコンピュータがこの情報をOracleの2フェーズ・コミット時に必要とするため、コミット・ポイント・サイトとして常に使用可能であるマシンが存在することが望まれます。したがって、利用度の高いマシンではCOMMIT_POINT_STRENGTH
を比較的高い値に設定してください。
関連項目:
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2フェーズ・コミットの詳細は、『Oracle Database概要』および『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
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このパラメータのデフォルト値については、オペレーティング・システム固有のOracleマニュアルを参照してください。