2.49 COMMIT_WAIT
COMMIT_WAIT
は、コミットのREDOをREDOログにフラッシュするタイミングを制御する場合に使用する拡張パラメータです。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
デフォルト値 |
デフォルト値はありません。 |
変更可能 |
変更可(セッション・レベルとシステム・レベルの両方で)。 |
PDBで変更可能 |
はい |
基本 |
いいえ |
Oracle RAC |
各インスタンスに固有の設定が指定可能 |
NOWAIT
オプションを指定するとエラーが発生する可能性があります。このエラーは、データベースがコミット・メッセージを受信した後、REDOログ・レコードが書き込まれる前に発生します。これにより、トランザクションの変更が永続的であるという、誤った情報がトランザクションに示される可能性があります。また、データベースが予期せず停止した場合には、ACID(Atomicity: 原子性、Consistency: 一貫性、Isolation: 独立性、Durability: 永続性)トランザクションの永続性が侵害される可能性もあります。
パラメータがFORCE_WAIT
に設定されている場合、デフォルトの動作(待機しているREDOログ・バッファを即時フラッシュする)が使用されます。これがシステム設定の場合、セッション・レベルとトランザクション・レベルのオプションは無視されます。これがセッション・レベルの設定の場合、トランザクション・レベルのオプションは無視されます。COMMIT_WAIT
がFORCE_WAIT
に設定された後に変更されると、FORCE_WAIT
オプションは有効ではなくなります。