2.130 ENCRYPT_NEW_TABLESPACES
ENCRYPT_NEW_TABLESPACES
には、新しく作成されたユーザー表領域を暗号化するかどうかを指定します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
デフォルト値 |
|
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
はい |
基本 |
いいえ |
Oracle RAC |
すべてのインスタンスに同じ値を指定する必要がある。 |
ENCRYPT_NEW_TABLESPACES
パラメータに指定できる値は、次の意味を持ちます。
-
CLOUD_ONLY
:ユーザー表領域をOracle Cloudに作成する場合、SQLの
CREATE
TABLESPACE
文にENCRYPTION
…ENCRYPT
句が指定されていないと表領域が透過的に暗号化されます。暗号化アルゴリズムは、TABLESPACE_ENCRYPTION_DEFAULT_ALGORITHM
初期化パラメータの値によって決まります。ユーザー表領域をオンプレミス・データベースに作成する場合、表領域が暗号化されるかどうかは、CREATE
TABLESPACE
文のENCRYPTION
句によって決まります。CLOUD_ONLY
がデフォルト値です。 -
ALWAYS
:ユーザー表領域がOracle Cloudまたはオンプレミス・データベースのいずれで作成されても、
ENCRYPTION
…ENCRYPT
句がCREATE
TABLESPACE
文で指定されていない場合、表領域は透過的に暗号化されます。暗号化アルゴリズムは、TABLESPACE_ENCRYPTION_DEFAULT_ALGORITHM
初期化パラメータの値によって決まります。 -
DDL
:ユーザー表領域がOracle Cloudまたはオンプレミス・データベースのどちらで作成されても、
CREATE
TABLESPACE
文は指定されたDDLに続きます。ENCRYPTION
句が指定されない場合、表領域は暗号化されません。ENCRYPTION
USING
…ENCRYPT
句が指定されている場合、指定されたアルゴリズムを使用して表領域が暗号化されます。ENCRYPTION
ENCRYPT
が指定されていてもアルゴリズムが指定されていない場合、暗号化アルゴリズムはTABLESPACE_ENCRYPTION_DEFAULT_ALGORITHM
初期化パラメータの値によって決まります。
ノート:
ENCRYPT_NEW_TABLESPACES
は、Oracle Database 23cでは非推奨であり、将来のリリースで削除される可能性があります。かわりに、TABLESPACE_ENCRYPTION
初期化パラメータの使用をお薦めします。
関連項目:
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表領域暗号化の詳細は、『Oracle Database Advanced Securityガイド』を参照してください
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CREATE
TABLESPACE
文の詳細は、Oracle Database SQL言語リファレンスを参照してください