2.131 ERROR_MESSAGE_DETAILS

ERROR_MESSAGE_DETAILSを使用して、エラー・メッセージを表示するときに、エラーが発生するデータ値の詳細とともに、データベースがスタック・エラー・メッセージを追加生成するかどうかを制御します。

特性 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

ERROR_MESSAGE_DETAILS = { ON | OFF | DISALLOWED }

デフォルト値

ON

変更可能

ALTER SESSIONを使用すると、このパラメータをONまたはOFFに設定できます。

ALTER SYSTEMを使用すると、このパラメータをONOFFまたはDISALLOWEDに設定できます。

PDBで変更可能

はい

基本

いいえ

Oracle RAC

インスタンスごとに異なる値を使用可能。

このパラメータを使用すると、エラーの原因となるデータ値に関する説明的な詳細を表示または省略するようにデータベースに指示できます。この情報を指定すると、通常ユーザーにとってエラーが発生した理由が理解しやすくなります。これが不要な場合は、このパラメータを使用してこれらの追加の詳細を省略できます。

詳細なエラー・メッセージはスタック・エラーとして発生します。つまり、アプリケーションでは根本原因エラーがメイン・エラーとして認識され、さらにスタックを移動して詳細を把握する必要があります。SQLコマンドライン・ツールは、スタック全体を自動的に移動し、エラー・メッセージ・スタック全体を出力します。

このパラメータは、次の値を使用し、PDBにALTER SYSTEM文を使用して、または現在のセッションにALTER SESSION文を使用して、データベース・インスタンスに対して設定できます。

  • ON: データベースは、エラー・メッセージを表示する際の追加の説明的な詳細を提供します。これはデフォルトです。

  • OFF: データベースは、追加の説明的な詳細を提供しません。これは、Oracle Database 23cより前の動作です。

また、ALTER SYSTEM文を使用して、データベース・インスタンスまたはPDBレベルでのみ次の値を設定できます。

  • DISALLOWED: データベースでは追加の説明は提供されず、ユーザーは現在のセッションのこの動作をALTER SESSION文でオーバーライドできません。

ノート:

このパラメータは、Oracle Database 23c以降で使用できます。