2.227 MEMORY_SIZE
MEMORY_SIZE
は、インスタンス全体で使用可能なメモリーのサイズを指定します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
大整数 |
構文 |
|
デフォルト値 |
|
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
いいえ |
値の範囲 |
1536MBから |
基本 |
いいえ |
Oracle RAC |
インスタンスごとに異なる値を使用可能。 |
テキストベースの初期化パラメータ・ファイルで、MEMORY_MAX_SIZE
を省略してMEMORY_SIZE
の値を含めると、データベースによってMEMORY_MAX_SIZE
がMEMORY_SIZE
の値に自動的に設定されます。MEMORY_SIZE
の行を省略し、MEMORY_MAX_SIZE
の値を含めると、MEMORY_SIZE
パラメータはデフォルトで0
になります。インスタンスの起動後、MEMORY_MAX_SIZE
の値を超えないかぎり、MEMORY_SIZE
を0以外の値に動的に変更できます。
MEMORY_SIZE
の値に基づいて、SGAおよびPGAパラメータSGA_TARGET
およびPGA_AGGREGATE_LIMIT
の値は、インスタンスの内部で計算されます。サイズ設定は、大きなページ設定にも依存します。
MEMORY_SIZE
が0以外の値に設定されている場合、次のSGAおよびPGAパラメータのCDBレベルの値は、データベースSGA_MAX_SIZE
、PGA_AGGREGATE_LIMIT
およびSGA_TARGET
で無視されます。インスタンスの起動時にこれらのパラメータに値を割り当てた場合、データベースはエラーを報告しませんが、パラメータ値は無視されます。これらのパラメータのいずれかを動的に変更すると、エラーが報告されます。
MEMORY_SIZE
が0以外の値に設定されている場合、MEMORY_MAX_TARGET
およびMEMORY_TARGET
パラメータは0
に設定する必要があります。これらのパラメータのいずれかを0以外の値に設定しようとすると、リクエストは無視され、起動時に警告が警告ログに書き込まれます。
ノート:
このパラメータは、Oracle Database 23c以降で使用できます。
関連項目: