2.228 MEMORY_TARGET
MEMORY_TARGET
には、Oracleシステム全体の使用可能なメモリーを指定します。
データベースはMEMORY_TARGET
に対するメモリーをチューニングして、必要に応じてSGAおよびPGAを削減または増大します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
大整数 |
構文 |
|
デフォルト値 |
|
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
いいえ |
値の範囲 |
152MBから |
基本 |
いいえ |
MEMORY_TARGET
は、SGAおよびPGAの現在のサイズの合計以上に設定する必要があります。
テキストベースの初期化パラメータ・ファイルでは、MEMORY_MAX_TARGET
を省略してMEMORY_TARGET
の値を含める場合、データベースによってMEMORY_MAX_TARGET
がMEMORY_TARGET
の値に自動的に設定されます。MEMORY_TARGET
の行を省略してMEMORY_MAX_TARGET
の値を含める場合、MEMORY_TARGET
パラメータのデフォルトは0になります。起動後、MEMORY_MAX_TARGET
の値を超えないかぎり、MEMORY_TARGET
を0以外の値に動的に変更できます。
メモリー使用量の合計は、MEMORY_TARGET
の値よりも大きくすることができます。たとえば、メモリーをオペレーティング・システム・レベルで使用できる場合、メモリーはMEMORY_TARGET
の値にかかわらずPL/SQL表およびVARRAYに割り当てられます。
デフォルト値のフィールドでは、ORA-04031
エラーを避けるためにIMMEDIATE
モードの自動チューニング要求が必要です。DEFERRED
モードおよびIMMEDIATE
モードは、V$MEMORY_RESIZE_OPS
ビューのOPER_MODE
列に反映されます。
ノート:
SGA_MAX_SIZE
のデフォルト値は、MEMORY_TARGET
およびMEMORY_MAX_TARGET
の値に応じて決まります。
関連項目:
-
メモリー管理の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
-
PDBのメモリー使用量を制御する初期化パラメータの詳細は、『Oracle Multitenant管理者ガイド』を参照してください