2.347 SERVICE_NAMES
SERVICE_NAMES
には、クライアントがインスタンスに接続するための名前を1つ以上指定します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
デフォルト値 |
|
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
いいえ |
値の範囲 |
ASCII文字列、またはカンマで区切られた文字列名のリスト |
基本 |
いいえ |
Oracle RAC |
Oracle RAC環境の場合は、 |
インスタンスはそのサービス名をリスナーに登録します。クライアントがサービスを要求すると、リスナーは要求されたサービスを提供するインスタンスを決定し、クライアントを適切なインスタンスにルーティングします。
同じデータベースの異なる使用を区別するために、複数のサービス名を指定できます。たとえば:
SERVICE_NAMES = sales.example.com, widgetsales.example.com
サービス名は、レプリケーションの使用を介して2つの異なるデータベースから使用可能な1つのサービスを識別するために使用できます。
このパラメータにドメインを付けて名前を修飾しない場合、DB_DOMAIN
パラメータの値で修飾されます。DB_DOMAIN
が指定されていない場合は、未修飾のSERVICE_NAMES
の値にドメインは適用されません。
このパラメータに追加のサービス名を指定する場合、デフォルトのサービス名はオーバーライドされません。デフォルトのサービス名に加え、このパラメータで指定された追加のサービス名が、クライアントがデータベースへの接続に使用できるサービス名となります。
ノート:
SERVICE_NAMES
初期化パラメータは、Oracle Database 19cで非推奨となり、将来のリリースでサポートされなくなる可能性があります。
SERVICE_NAMES
パラメータの使用は、積極的にはサポートされなくなりました。高可用性(HA)デプロイメントでは使用できず、HA操作でもサポートされません。この制限には、FAN、ロード・バランシング、FAILOVER_TYPE
、FAILOVER_RESTORE
、SESSION_STATE_CONSISTENCY
などの用途が含まれます。
サービスを管理するために、SRVCTL
コマンドライン・ユーティリティ、GDSCTL
コマンドライン・ユーティリティ、またはDBMS_SERVICE
PL/SQLパッケージをかわりに使用することをお薦めします。
関連項目:
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このパラメータと設定の詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。
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Oracle RAC環境内のサービス管理の詳細は、『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。