2.400 TXN_AUTO_ROLLBACK_MEDIUM_PRIORITY_WAIT_TARGET

TXN_AUTO_ROLLBACK_MEDIUM_PRIORITY_WAIT_TARGETは、自動トランザクション・ロールバック機能がロックを保持している優先度の低いトランザクションをロールバックする前に、MEDIUM優先度のトランザクションが行ロックを待機する最大秒数を指定します。

特性 説明

パラメータ・タイプ

整数

デフォルト値

2147483647

変更可能

ALTER SYSTEM

PDBで変更可能

はい

値の範囲

1から2147483647

基本

いいえ

Oracle RAC

インスタンスごとに異なる値を使用可能。

自動トランザクション・ロールバック機能は、優先度の高いトランザクションによる行ロックの取得をブロックしている優先度が低いトランザクションが自動的にロールバックされます。

このパラメータは、自動トランザクション・ロールバックを構成できる、4つの初期化パラメータの1つです。その他のパラメータを次に示します:

  • TXN_PRIORITY - ユーザー・セッション内の、すべてのトランザクションの優先度(HIGHMEDIUMまたはLOW)を指定します

  • TXN_AUTO_ROLLBACK_HIGH_PRIORITY_WAIT_TARGET - HIGH優先度のトランザクションが行ロックを待機する最大秒数を指定します

  • TXN_AUTO_ROLLBACK_MODE - 自動トランザクション・ロールバックを有効にするか、トラッキング・モードで実行して自動トランザクション・ロールバックをテストするかを指定します

ノート:

このパラメータは、Oracle Database 23c以降で使用できます。

関連項目: