8.58 V$ASM_DISK_IOSTAT

V$ASM_DISK_IOSTATは、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)クライアントごとのディスクI/O統計に関する情報を示します。

このビューの問合せをデータベース・インスタンスから行った場合は、そのインスタンスの行のみが表示されます。

データ型 説明

INSTNAME

VARCHAR2(64)

DB/ADVMインスタンス・クライアントの識別子

DBNAME

VARCHAR2(8)

一意のデータベース名(DB_UNIQUE_NAME)

CLUSTERNAME

VARCHAR2(31)

クラスタ名

GROUP_NUMBER

NUMBER

ディスクを含むディスク・グループの番号

DISK_NUMBER

NUMBER

ディスク・グループ内のディスクに割り当てられた番号

FAILGROUP

VARCHAR2(30)

ディスクが属する障害グループの名前

SITE_NAME

VARCHAR2(30)

ディスクが属するサイトの名前

READS

NUMBER

ディスクに対するI/O読取り要求の合計数

WRITES

NUMBER

ディスクに対するI/O書込み要求の合計数

READ_ERRS

NUMBER

ディスクに対する失敗したI/O読取り要求の合計数

WRITE_ERRS

NUMBER

ディスクに対する失敗したI/O書込み要求の合計数

READ_TIMEOUT

NUMBER

タイムアウトした読取りI/Oの数

WRITE_TIMEOUT

NUMBER

タイムアウトした書込みI/Oの数

READ_TIME

NUMBER

TIMED_STATISTICS初期化パラメータがTRUEに設定されている場合の、ディスクに対する読取り要求の合計I/O時間(秒)。FALSEに設定されている場合は0

WRITE_TIME

NUMBER

TIMED_STATISTICS初期化パラメータがTRUEに設定されている場合の、ディスクに対する書込み要求の合計I/O時間(秒)。FALSEに設定されている場合は0

BYTES_READ

NUMBER

ディスクから読み取られた合計バイト数

BYTES_WRITTEN

NUMBER

ディスクから書き込まれた合計バイト数

HOT_READS脚注1

NUMBER

この列は意味を持たず、その値は常に0

HOT_WRITES脚注1

NUMBER

この列は意味を持たず、その値は常に0

HOT_BYTES_READ脚注1

NUMBER

この列は意味を持たず、その値は常に0

HOT_BYTES_WRITTEN脚注1

NUMBER

この列は意味を持たず、その値は常に0

COLD_READS脚注1

NUMBER

ディスクからの読取り回数

COLD_WRITES脚注1

NUMBER

ディスクへの書込み数

COLD_BYTES_READ脚注1

NUMBER

ディスクからの読取りバイト数

COLD_BYTES_WRITTEN脚注1

NUMBER

ディスクへの書込みバイト数

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

このビューの場合、値は常に0

脚注1 インテリジェント・データ配置は、Oracle Database 21cでサポートが終了しました。その結果、HOT_READSHOT_WRITESHOT_BYTES_READおよびHOT_BYTES_WRITTEN列は意味がなくなり、常に0を戻し、COLD_READSCOLD_WRITESCOLD_BYTES_READおよびCOLD_BYTES_WRITTEN列はディスク全体の統計を戻します。

ノート:

Oracle Databaseインスタンスでは、このビューはPDBから問い合せると0行を返します。

関連項目:

ビューを使用したOracle ASM情報の表示の詳細は、『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』を参照してください。