9.123 V$PGASTAT
V$PGASTAT
は、PGAメモリー使用統計と、使用可能になっている場合(つまり、PGA_AGGREGATE_TARGET
が設定されている場合)の自動PGAメモリー・マネージャに関する統計を示します。V$PGASTAT
での累積値は、インスタンスの起動以降に蓄積されます。
列 | データ型 | 説明 |
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統計名(表9-4を参照) |
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統計値 |
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値の単位:
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データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。
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表9-4 V$PGASTAT統計情報
統計名 | 説明 |
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aggregate PGA auto target |
自動モードで実行中の作業領域に使用できるPGAメモリーの量。この量は、 この値が |
aggregate PGA target parameter |
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bytes processed |
メモリー集中型のSQL演算子により処理された、インスタンスの起動以後の累積バイト数。 |
cache hit percentage |
PGAメモリー・コンポーネントのパフォーマンスを反映させるためにOracle Databaseにより計算された、インスタンスの起動以後の累積測定値。値100%は、インスタンス起動後にシステムで実行されたすべての作業領域で、最適な量のPGAメモリーが使用されたことを意味します。 作業領域を最適モードで実行できない場合は、入力データに対して1回以上の追加受渡しが実行される。これにより、入力データのサイズと追加実行された受渡し数に比例して、キャッシュ・ヒット率が低下する。 |
extra bytes read/written |
入力データの追加受渡し中に処理された、インスタンスの起動以後の累積バイト数。作業領域を最適モードで実行できない場合は、これらの追加受渡しが1回以上実行される。 |
global memory bound |
自動モードで実行される作業領域の最大サイズ。この値は、作業領域のワークロードの現在の状態が反映されるように、Oracle Databaseにより継続的に調整される。通常は、システム内のアクティブな作業領域の数が増えると、グローバル・メモリー・バウンドが縮小します。 global boundの値が1MBを下回る場合は、 |
max processes count |
インスタンスの起動以後の常にアクティブなプロセスの最大数。 |
maximum PGA allocated |
インスタンスの起動以後の、同時に割り当てられているPGAメモリーの最大バイト数。 |
maximum PGA used for auto workareas |
自動メモリー管理モードで実行中の作業領域により同時にコンシュームされたPGAメモリーの、インスタンスの起動以後の最大量。 |
maximum PGA used for manual workareas |
手動メモリー管理モードで実行中の作業領域により同時にコンシュームされたPGAメモリーの、インスタンスの起動以後の最大量。 |
over allocation count |
インスタンス起動以後の累積値。 過剰割当てが発生した場合は、 |
PGA memory freed back to OS |
解放されてオペレーティング・システムに戻されたPGAメモリーの、インスタンスの起動以後の累積バイト数。 |
process count |
最後の3秒以内にアクティブだったプロセス数。 |
recompute count (total) |
バインドされているインスタンス(アクティブな各作業領域の最大サイズに対する上限)がインスタンスの起動以後に再計算された回数。通常、バインドされているインスタンスはバックグラウンドで3秒ごとに再計算されるが、作業領域数が短時間で急激に変化する場合にはフォアグラウンド・プロセスによって再計算されることがある。 |
total freeable PGA memory |
解放されてオペレーティング・システムに戻される可能性のある、すべてのプロセスのPGAメモリーのバイト数。 |
total PGA allocated |
インスタンスにより割り当てられた現行のPGAメモリーの量。この値は、 |
total PGA inuse |
現在、作業領域でコンシュームされているPGAメモリーの量。この値を使用して、PGAメモリーの他のコンシューマ(PL/SQLやJavaなど)によりコンシュームされているメモリーの量を判断できる。 |
total PGA used for auto workareas |
現在、自動メモリー管理モードで実行中の作業領域によりコンシュームされているPGAメモリーの量。この値を使用して、PGAメモリーの他のコンシューマ(PL/SQLやJavaなど)によりコンシュームされているメモリーの量を判断できる。 |
total PGA used for manual workareas |
現在、手動メモリー管理モードで実行中の作業領域によりコンシュームされているPGAメモリーの量。この値を使用して、PGAメモリーの他のコンシューマ(PL/SQLやJavaなど)によりコンシュームされているメモリーの量を判断できる。 |
関連項目: