COVAR_SAMP
構文
関連項目:
構文、セマンティクスおよび制限事項の詳細は、分析ファンクションを参照してください。
目的
COVAR_SAMP
は、数値の組の集合の標本共分散を戻します。これは、集計ファンクションまたは分析ファンクションとして使用できます。
このファンクションは、引数として、任意の数値データ型、または暗黙的に数値データ型に変換可能な数値以外のデータ型を取ります。Oracleは、数値の優先順位が最も高い引数を判断し、残りの引数をそのデータ型に暗黙的に変換して、そのデータ型を戻します。
Oracle Databaseは、expr1
またはexpr2
がNULLであるすべての組を排除した後、このファンクションを(expr1
, expr2
)の組の集合に適用します。その後、Oracleは次の計算を行います。
(SUM(expr1 * expr2) - SUM(expr1) * SUM(expr2) / n) / (n-1)
ここで、n
は(expr1
, expr2
)の組の数です(ただし、expr1
およびexpr2
の両方がNULLではない場合です)。
ファンクションは、NUMBER
型の値を戻します。ファンクションが空の集合に適用されると、NULLを戻します。
集計の例
「COVAR_POP」の集計の例を参照してください。
分析の例
「COVAR_POP」の分析の例を参照してください。