VARIANCE
構文
関連項目:
構文、セマンティクスおよび制限事項の詳細は、「分析ファンクション」を参照してください。
目的
VARIANCE
はexpr
の分散を戻します。これは、集計ファンクションまたは分析ファンクションとして使用できます。
expr
の分散の計算結果は、次のようになります。
-
expr
の行数が1の場合は0(ゼロ) -
expr
の行数が1を超える場合はVAR_SAMP
DISTINCT
を指定する場合は、analytic_clause
のquery_partition_clause
のみを指定できます。order_by_clause
およびwindowing_clause
は指定できません。
このファンクションは、引数として、任意の数値データ型、または暗黙的に数値データ型に変換可能な数値以外のデータ型を取ります。また、引数の数値データ型と同じデータ型を返します。
関連項目:
暗黙的な変換の詳細は、表2-9を参照してください。expr
の書式の詳細は、「SQL式」を参照してください。「集計ファンクション」も参照してください。
集計の例
次の例では、サンプル表employees
にあるすべての給与の分散を計算します。
SELECT VARIANCE(salary) "Variance" FROM employees; Variance ---------- 15283140.5
分析の例
次の例では、雇用日で順序付けられた部門30の給与の値の累積分散を戻します。
SELECT last_name, salary, VARIANCE(salary) OVER (ORDER BY hire_date) "Variance" FROM employees WHERE department_id = 30 ORDER BY last_name, salary, "Variance"; LAST_NAME SALARY Variance ------------------------- ---------- ---------- Baida 2900 16283333.3 Colmenares 2500 11307000 Himuro 2600 13317000 Khoo 3100 31205000 Raphaely 11000 0 Tobias 2800 21623333.3