VAR_POP
構文
関連項目:
構文、セマンティクスおよび制限事項の詳細は、「分析ファンクション」を参照してください。
目的
VAR_POP
は、数値の集合にあるNULLを削除した後、この集合の母集団分散を戻します。これは、集計ファンクションまたは分析ファンクションとして使用できます。
このファンクションは、引数として、任意の数値データ型、または暗黙的に数値データ型に変換可能な数値以外のデータ型を取ります。また、引数の数値データ型と同じデータ型を返します。
関連項目:
暗黙的な変換の詳細は、表2-9を参照してください
ファンクションが空の集合に適用されると、NULLを戻します。このファンクションは、次の計算を行います。
SUM((expr - (SUM(expr) / COUNT(expr)))2) / COUNT(expr)
関連項目:
expr
の有効な書式の詳細は、「SQL式」を参照してください。また、「集計ファンクション」を参照してください。
集計の例
次の例では、employees
表にある給与の母集団分散を戻します。
SELECT VAR_POP(salary) FROM employees; VAR_POP(SALARY) --------------- 15141964.9
分析の例
次の例では、sh.sales
表での1998年における月ごとの売上について、累積の母集団および標本分散を計算します。
SELECT t.calendar_month_desc, VAR_POP(SUM(s.amount_sold)) OVER (ORDER BY t.calendar_month_desc) "Var_Pop", VAR_SAMP(SUM(s.amount_sold)) OVER (ORDER BY t.calendar_month_desc) "Var_Samp" FROM sales s, times t WHERE s.time_id = t.time_id AND t.calendar_year = 1998 GROUP BY t.calendar_month_desc ORDER BY t.calendar_month_desc, "Var_Pop", "Var_Samp"; CALENDAR Var_Pop Var_Samp -------- ---------- ---------- 1998-01 0 1998-02 2269111326 4538222653 1998-03 5.5849E+10 8.3774E+10 1998-04 4.8252E+10 6.4336E+10 1998-05 6.0020E+10 7.5025E+10 1998-06 5.4091E+10 6.4909E+10 1998-07 4.7150E+10 5.5009E+10 1998-08 4.1345E+10 4.7252E+10 1998-09 3.9591E+10 4.4540E+10 1998-10 3.9995E+10 4.4439E+10 1998-11 3.6870E+10 4.0558E+10 1998-12 4.0216E+10 4.3872E+10